〜 3月16日の花 フロックス(桔梗撫子・草夾竹桃) 〜
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スターフロックス・ドラモンディ |
スターフロックス・パニキュラータ |
スターフロックス(星咲きフロックス) |
花言葉 |
あなたを喜ばせようとすること・温和・あなたの望みを受けます・同意・不活発・協調・合意・全員一致 |
別名 |
キキョウナデシコ・クサキョウチクトウ・オイランソウ |
科・属名 |
ハナシノブ科・フロックス属 |
原産地 |
北アメリカ原産 |
状態 |
一年草・多年草 |
...........花のいわれ・特徴.........
フロックスは北アメリカ原産の一年草・多年草です。茎、葉ともに細かい毛に覆われ、径1〜3cmの花が枝先にいくつもかたまって愛らしい花を咲かせます。主に栽培されているのは、一年草の「F・ドラモンディ(写真右上)」、宿根草の「F・パニキュラータ」、「F・ストロニフェラ(写真右下)」などの品種です。グラウンドカバーで親しまれている「シバザクラ」も宿根草のフロックスです。
他に改良品種で花に切れ込みが入った星形の「F・スター フロックス(写真上段右)」があります。一般にフロックス・パニキュラータから改良された品種を宿根フロックス、一年草タイプはフロックス・ドラモンディーと呼ぶようです。どの種も花色が豊富でオレンジがかった紅色や純白・サーモンピンク・薄桃色・青などで淡く明るい色彩です。
花壇で同じ種類でカラフルに混植したり、特徴のある品種をポイントに植えても向きますし、またバニクラータは茎が剛直なので切り花でも最適です。草丈は30〜120cm。開花期は5〜6月(一年草)、7〜9月(多年草)で、鉢の市販期は2〜8月頃、種子は8〜10月頃です。画像は「フロックス・フジヤマ(写真右2番目)」です。
属名の「フロックス(Phlox)」はギリシア語の「phlox、またはphlogos(炎、火焔)」の意で、炎のような鮮やかな花色からつけられたとされます。フロックスの正確な名前は、この花の発見者であるドラモンドにちなんで「Phlox
drummondii(フロックス ドラモンディ)」といわれます。
和名はおしろいの匂いがすることや、華やかで豪華な花姿から花魁に見立てられ『オイランソウ「花魁草」(F・パニクラータ、パニキュラータ)』、あるいは、葉が夾竹桃に似るので「クサキョウチクトウ(草夾竹桃)」と呼ばれます。また一年草のフロックス ドラモンディは和名を「キキョウナデシコ(桔梗撫子)」といいます。
英名は「Summer phlox(サマー フロックス)」や「Fall phlox(フォール フロックス)」、「Drummond phlox(ドラモンド フレックス)」などと呼ばれ、アメリカを代表する花の一つに数えられています。
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...........花の栽培.........
日当たり水はけのよい肥沃な土に、タネを春か秋にまくか、3月に苗を植えつけます。元肥えのほか、開花中は追肥も施します。どの種も寒さには強いのですが、ドラモンディは暑さに弱く、パニキュラータは梅雨の時期ないうどんこ病などの被害を受けます。
多年草の仲間は、春か晩秋に株分けを兼ねて植え替え、挿し芽は4〜5月が適期です。 |
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