〜 3月23日の花 ハナミズキ(花水木・アメリカ山法師) 〜
花言葉 |
公平にする・返礼・貞節・私の想いを受けてください・華やぐ心・恋から愛へ変わる瞬間・永続性 |
別名 |
アメリカヤマボウシ・ドッグウッド |
科・属名 |
ミズキ科・コルヌス(ミズキ)属 |
原産地 |
北アメリカ東部原産 |
状態 |
落葉低木・中高木 |
...........花のいわれ・特徴.........
ハナミズキは北アメリカ東部原産の落葉高木です。日本に渡ってきたのは大正時代(1915年)で、当時東京市長だった尾崎行雄が1912年にワシントンにサクラを贈った返礼として贈られたものです。花言葉の「返礼」はこれにちなみます。ハナミズキの淡い紅色をした4枚の花びらは実は苞で、本当の花は中心にある黄色を帯びた小さな4弁花(写真右3番目)です。
この苞は日本に自生するヤマボウシと違い、先端がくぼんでいるのが特徴です。葉は7〜15cmの卵形。葉に先だって花を付け、花色(苞葉)は紅・淡紅・ピンク・白・斑入り種などがあります。春に花を観賞し、秋には紅葉(写真右下)も楽しめます。10月頃に赤く熟した実も美しく(写真右2番目)、洋風の家に似合う樹形をしています。総苞の観賞期間も長く、メンテナンスの手間もかからないため、よく街路樹や公園樹、庭木として利用されています。樹高は5〜7m。花期は4月下旬から5月上旬で鉢の市販期は9〜翌6月頃です。
属名の「コルヌス(Cornus)」はラテン語の「cornu(角)」の意味をもち、この木の堅さからといわれます。英名は「Flowering dogwood
(フラワリング ドックウッド)」で、単にドックウッドとも呼んでいます。
このきれいな花にドックウッドは合いませんが、実はハナミズキの皮を煎じて犬の蚤を退治したことからついた名前だそうです。また、この堅い木を使って短剣や焼き串を作り、「dag
wood(dagは古英語で短剣の意)」から「ダグウッド」と呼ばれていたのが「dog wood(ドッグウッド)」と変化したからともいわれます。ヴァージニア州、ノースカロナイナ州はともに州花としています。
和名はミズキの仲間で美しい花を付けることから「ハナミズキ(花水木)」です。別名は「アメリカヤマボウシ(アメリカ山法師)」で、アメリカ原産でヤマボウシに似ていることから付いたとされます。 |
|
...........花の栽培.........
日当たりと水はけのよい場所に、11月下旬〜3月中旬の極寒きを避け植えつけます。堆肥を混ぜ込んだ植え穴に高植えにし、水をたっぷりと与えます。夏に乾燥すると葉が落ち花つきに影響するので、植えつけ後は乾燥を防ぐため敷きワラをします。
施肥は、油かすと骨粉を等量混ぜ2〜3握りほど、1〜2月と8月下旬に1回ずつ施します。剪定は樹高を抑えるために切り詰め、樹形を乱す枝や徒長枝は付け根から切り、弱々しい枝も切り取ります。 |
|