〜 7月25日の花 サギソウ(鷺草) 〜
花言葉 |
清純・無垢・発展・名伯楽・神秘的な愛・夢でもあなたを想う・芯の強さ |
別名 |
シラサギソウ |
科・属名 |
ラン科・ハベナリア(ミズトンボ)属 |
原産地 |
日本・台湾・朝鮮半島原産 |
状態 |
球根性ラン類 |
...........花のいわれ・特徴.........
サギソウは日本・台湾・朝鮮半島原産の多年草です。サギソウは野生のランの一種で、本州、四国、九州などに自生していましたが、花があまりにも魅力的なので乱獲されすっかり姿を消してしまい、現在では鑑賞用に栽培されています。自生地は各地で保護され、自生のものは絶滅危惧種に指定されています。
サギソウは山野の湿地に自生して地中に球根をもち、3枚の緑色の萼片と茎先に純白で3pくらいの小さな花を3〜4個つけます。花は唇弁が3つに大きく分かれ、2枚は上にのびて向かいあい(写真右上)、残りの1枚は左右の裂弁の外側が細かく糸状に裂けて鳥の羽のように見え、その後ろの部分も細く伸びていてサギの尾羽のようです(写真右下)。
優美な雰囲気をもつ花で、夜によい香りをただよわせ、清楚な姿は見る人の心を捉えます。また葉に白や黄いろの斑入り品種もあります。庭植えはむずかしいため鉢植えで育てます。草丈は20〜30p。開花期は7月〜9月で鉢の市販期は4〜8月、球根は1〜3月頃です。
属名の「ハベナリア(Habenaria)」は、ラテン語の「habena(革ひも、手綱)」という意で、この属の1種の細長く切れ込んだ花弁と唇弁の形からついた名だといわれます。和名のサギソウは、この花の形が空を舞う白鷺を思わせることから「サギソウ(鷺草)」と名づけられました。または「シラサギソウ(白鷺草)」とも呼ばれます。
英名は「Egret flower(イーグレット フラワー)」、「White egret orchid(ホワイト イーグレット オークド)」です。 |
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...........花の栽培.........
花が終わると実をつけますが、そのままにしておくと球根が肥えず、翌年の生育に影響しますので、早めに摘み取ります。庭植えは難しいので鉢植えにし、水ゴケを主体に、鹿沼土を混ぜた土に2p間隔で植え、覆土は1〜2pくらいにします。春と秋は風通しのよい場所で管理し、真夏と冬は明るい日陰に置きます。
夏は朝夕に水やりし、冬は水ゴケが完全に乾ききってしまわない程度に与えます。 |
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