〜 10月3日の花 カクトラノオ(花虎の尾) 〜
花言葉 |
望みの成就・達成・希望・素直さ |
別名 |
フィソステギア・ハナトラノオ・フォルス ドラゴンヘッド・オベディエントプラント |
科・属名 |
シソ科・フィソステギア(カクトラノオ)属 |
原産地 |
北アメリカ東部原産 |
状態 |
多年草 |
...........花のいわれ・特徴.........
カクトラノオは北アメリカバージニア州原産の耐寒性多年草で、日本には大正時代(1920年頃)に観賞用として渡来しました。 日本の気候によく合い、一度植えつければ放任したままでも毎年花をつけるほど丈夫で、地下茎を縦横に伸ばして繁殖するので、半ば野生化して道端にまで繁茂しています。
葉は長楕円形もしくは披針形で先端がとがり、対生します。茎は四角で節があり、直立してほとんど分枝せず、雨にも強く倒伏しません。夏から初冬にかけて茎の先端に淡紅色や紫紅色・白色などの花を咲かせます。花は筒状で茎を取り巻くように4列に並んで付き、花先は唇のように裂けています(写真右上)。花後に茎を切るとその下からも花茎が出てきます。花穂は10〜30pと大きく、花は下から順に咲いていくため(写真右下)花期も長く、つぎつぎと花を咲かせます。
以前は仏花としてお盆用に利用されていましたが、最近は自然調のアレンジが好まれ、再び見直され人気が出てきました。群植すると見栄えがよく、暑さにも強いので花の乏しい夏のボーダー花壇にうってつけです。とくに茎は水あげがよいので切り花として利用されています。草丈は40p〜1.2m。開花期は7〜10月で鉢の市販期は6〜7月、苗は3〜4月、10〜12月頃です。
属名の「フィソステギア(Physostegia)」はギリシャ語の「Physa(袋状組織)」と「stege(覆い)」で、膨らんだ萼という意に由来します。
和名は、この花の花穂が長く虎のしっぽのような感じ(写真右下)と、茎が四角いので「カクトラノオ(角虎の尾)」、また花が美しいので「ハナトラノオ(花虎の尾)」とも呼ばれます。
別名は「フィソステギア」。英名は花の形が竜の頭にたとえて「False dragonhead(フォルス・ドラゴンヘッド)」、または「Lions head(ライオンズ ヘッド)」、あるいは四角い茎に従うように花が咲くため「Obedient plant「オベディエント プラント」です。 |
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...........花の栽培.........
日当たりと排水がよければ土質を選びません。植えつけは3月が適期で、根株を購入して植えつけます。肥料は元肥に化成肥料を施し、その後は10月と3月に株元に化成肥料を施します。
肥料が多すぎると大きくなりすぎて倒れますので控えめにします。地下茎がよく伸び、株が弱るので、2〜3年おきの春に掘りあげ、株分けをします。 |
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