私が子どものころは、戸外で遊ぶことが多く、近くの空き地や神社の裏、少し歩けば、ちょっと前にすっかり有名になった、あのアザラシのタマちゃんが現れた、多摩川の土手がありました。
ハーブといえば、土手に続く田んぼの畦道に、ヨモギやタンポポ、ツクシやセリ、シソなどのお馴染みの、和のハーブが生えていてよく摘んだものでした。
ヨモギはお団子に、タンポポは天ぷら、セリはおひたしにと、自分で摘んできた植物で料理を作り、ハーブを食べる楽しみを経験しました。もっとも芹は今でこそ美味しいと思いますが、子どものころは匂いが強く苦手でした。
私がガーデニングをするようになって初めて植えたのは、ハーブでした。比較的病気知らず、害虫知らずの植物ですから、栽培するのに費用も手間もそれほどかかりません。必要なものと言えば、水と日当たりのいい小さな庭があれば簡単に育てられます。
マンション暮らしでも、鉢植え栽培で楽しむことができますし、もし日当たりが悪くても、チャイブ、ミント、チャービルなどの日陰でも育てることができるハーブもあります。 |
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