森・市民の森

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〜 三保市民の森 メルヘンの森 〜
水道管が埋設されている、市民の森の散歩道

コンクリート道にも脇にも、落葉が舞い
落ちている美しい市民の森の散歩道。
三保市民の森は、外縁を尾根道と谷道とで1周し、プロムナードが細長いを縦横に横断しています。


市民の森にはスギやヒノキ、ホオノコブシ、シラカシなどの大木が群生しているので森林浴に適し、軽い起伏は適度なウォーキングとなります。


また野鳥も多いので、親子で自然観察なども楽しめます。ただ意外と森が深く、プロムナードは入り組んでいる道なので注意が必要です。




森の入口に『三保市民の森』案内板があり、右に向かえば谷道で、左に向かえば尾根道となります。

今回三保平を通って尾根道に向かうコースを選びました。入口の案内板から左の尾根道に沿って少し歩くと、ゆるやかな階段があり、三保平に出ます。
三保平の広場1

のんびりと休憩できる、大きな広場がある三保平




市民の森・三保平の広場2 三保平にはお弁当を広げたり、ちょっと腰を下ろすにはふさわしいテーブルとベンチがいくつかあり、トイレが設置されています。

隣の広場に足を移せば、家族でバトミントンをしたりキャッチボールが出来るほどのスペースがあり、ここにもベンチが備わっています。

三保平の広場⇒@
谷道の散歩道 三保平を出て、すぐ右に曲がると谷道につながり、谷道に沿って続く遊歩道は、左が森で、右側が一段低い畑となっているため、丸太で作った手摺が備えられています。

危険防止や美的観点からも配慮がなされ、三保市民の森はとても整備されている印象を受けました。


谷道のかるがもに続く森の遊歩道⇒A

遊歩道に沿って行くと「かるがもを」過ぎたあたりに「天狗の踊場」への案内板があり、おもしろい地名に魅かれ登ってみることにしました。

天狗の踊場にはベンチが四つ備えられ、見晴らしが良く、森が深いせいか静けさがジーンと伝わってきます。一休みしてのんびりと物思いに耽ったり、お弁当を広げるのにとても適した場所だと思います。


見晴らしのよい天狗の踊場⇒B
天狗の踊場



三保市民の森の地図

     
  オレンジの点線が、今回辿った森の道のり
「天狗の踊場」から尾根道に出て、さらに「プロムナード」に向かうため、「きじが原」を左に折れます。微かに香る森の恩恵、フィトンチッドを胸いっぱいに吸い、森林浴を楽しみました。
谷道に向かう森

きじが原から
  谷道に向かう森⇒
C
しばらく歩くと途中に案内板があり、まっすぐ行けば先程通った谷道なので、プロムナードを目指しました。ただ、あまりにも道が狭く、森も深そうなので、本当にこの道でよいのかためらっていました。



案内板 このとき、森の奥で何やら動く物体を目にし、ハッとなりました。奥の物体も一瞬、動きが止まりました。少し経ってから私の視界に現れたのは犬連れの男性でした。

森は深そうでしたが、男性が出て来たこともあり、プロムナードに向かうのはこの道だと思い、歩きはじめました。ところが男性はすれ違ったあと、不信気にチラチラと私を見ながら通り過ぎていくのです。(ん?・・・さては私を「やまんば」だとでも・・・)

犬連れの男性に出会った案内板⇒D
何か変だな、とは感じましたがUターンする訳にもゆかず、それならばと、やまんばらしく森に入って行きました。

しかし森はさらに深く道はだんだんと狭くなり、とうとう突き当たってしまいました。突き当たった場所は一段低く、その下は小川になっていて高さもあり、降りようにも降りられないのです。

ここで引き返せば良かったのに、森の中をあっちへ行ったりこっちに来たりで、とうとう迷ってしまいました。
先程の男性が不信そうに私を見ていた訳が、このときになって初めて分かったのです。

プロムナードで道に迷い道なき道を行ったり来たり⇒E

迷い込んだ森



しばらく森の中を迷いながら、やっと尾根道にたどり着きました。そこは「しじゅうから」を過ぎたあたりで、水道管が埋設されているコンクリート道でした。

いきなり目に飛び込んできた風景は、コンクリートの上にも下にも落葉が積もり、異国へ踏み入ったような、美しくて長い長い森の道が続いていました。


土の上の落葉を踏むと、長年の落葉の堆積で羽蒲団の上を歩いているように靴がめり込むのです。落葉を踏み踏み歩いて行くと、森の奥から笛の音が聞こえてきました。



「ひわ」の案内板の前に中年の男性が笛を奏でているのを見つけました。
あまりに美しい笛の音に、素通りすることは出来ませんでした。歩みを止めて演奏に聞き入りました。
しじゅうからの散歩道

水道管が埋設されている
コンクリート道⇒
F
落葉が降り積もったコンクリート道

落葉を踏みながら歩いた道⇒
F

森の美しい風景と、笛の物悲しい音色が呼応するように調和して、いっぺんにメルヘンの世界に入り込んでしまいました。森の妖精たちも笛を奏で、木々の間を舞いはじめました。たちまち静かな森の中は美しい賑わいを繰り広げたのです。


どれくらいの時間が過ぎたのでしょうか。ようやく笛吹き名人さんは私がいたことに気づきました。練習だったのでしょうか、しきりに照れるのです。長居しては悪いと思い、お礼を述べて帰路に着きました。


笛の余韻に浸りながら踊りたい気分で、帰りは心の中でスキップを踏んでいました。

ひわの前の笛吹きびと

「ひわ」の案内板の前で
笛を吹く人⇒
G



市民の森は、横浜市独自の緑地を保存する制度で、現在までに26箇所の「市民の森」が開園されています。

おおよそ五ヘクタール以上の山林を対象に、地主さんとの間で土地使用契約を結び、森を散策路や広場として整備し、市民のための憩いの場を設けたのです。

三保市民の森もそのひとつで、歴史も長く(S47.11開園)、よく整備されていて、自然を味わうには最適の森といえます。三保市民の森は緑区と旭区の境界に位置し、周りには大規模な集合住宅である、若葉台団地が隣接しています。

三保市民の森の所在地

 
所在地

交通案内

駐車場

横浜市緑区美保町


横浜線中山駅から、神奈中バス川井宿経由鶴間行き、または、横浜駅西口行き、三保市民の森下車徒歩2分です

日・土・日・祝日のみ、午前9時より午後5時まで利用できます。(※飲物などは、バス停のそばに自動販売機があります。)





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