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ツルバラも生きていくためには生長します。限られたスペースの鉢栽培では生長に合わせた鉢替えが必要である。庭植えと違い、鉢植えの場合は水やりの繰り返しで、鉢の中は次第に通気性が悪くなり、根の生育によくないので、年に1回は植え替えをする 。 |
鉢植えの置き場所 |
1日に最低3時間以上の日当たりが必要と風通しがよいこと。冬は戸外でOKだが、夏は暑すぎるので、乾燥を避ける意味でも西日の当たらない場所が適している。 |
鉢植えの肥料 |
バラは肥料食いなので肥えた土を好みます。肥料には液体、固形があり、植え付けのときの肥料の他、春か花期と生長期には月に1回の固形肥料を置くか、3~11月期まで窒素の少ない液肥を週に1回水代わりにたっぷり与える。 |
鉢植えの水やり |
乾燥を嫌うので、夏は明るい日陰に移動する。生長期と花期の水やりはたっぷりと。また葉は長期間ぬれると病気にかかりやすいので、天気の良い日に上からかけてあげるとハダニの予防にもなる。 |
鉢植えの病害虫 |
アブラムシ、ハダニ、黒点病、うどんこ病等のに注意。水与えすぎて根が傷んだときに病気の害虫もやってくる。枯れた花や葉なども、そのままにしておくと病害虫の原因に。 |
鉢替えの更新 |
鉢が小さいと空気の層がなくなり、根が窒息したり根腐れを起こし、当然地上部の生育にも障りがでる。鉢の素材は通気性がよく厚めのテラコッタ鉢がおすすめ。その時の土はなるべく庭土ではなく、購入した土を使用する。かといって大きすぎる鉢も鉢土が乾きにくく、根の量が少ないため弱々しい株となってしまう。適期はバラの休眠期の12月下旬から2月上旬頃が最適である。
①用土をすべて入れ替える場合
根詰まりがひどい場合や根腐れを起こしている場合は、細かい根を取り古土を落とし、水洗いする。鉢底にゴロ土を入れ、その上に用土を入れ、根を広げ株を据える。
②部分的に古土を落として入れ替える場合
軽く手で根鉢を崩す。元の鉢戻し新しい用土を加え、鉢から流れ出るくらいの水を与える。鉢皿使っている場合は、皿に水をためておくことはタブー。
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