カラスムギは、犬猫が好む植物といわれます。
ここ数日秋晴れが続いたので、いつもとは違い、少し離れた地元の「寺家ふるさと村」に、愛犬(チョイ)を連れて散歩にいってきました。
田んぼの横に雑草が生い茂る空き地があり、ここで綱を外しました。その解放がどんなに嬉しかったのか、私のストレスをも発散させてくれるようなを見事な走りっぷり見せてくれました。
でもチョイは時々止まっては雑草を食べようとするのです。以前、「犬は整腸のために草を食べる」ということを、雑誌か何かで読んだことがあります。でも田んぼの跡地ですので、農薬のこともあり、何度か制止させました。
そこで帰りに、ホームセンターでペットプランツを探してみると、「カラスムギ」という名のペットプランツがありました。少し伸びきっていますが、今はこれだけしかないとのことだったので、これを購入してみました。
カラスムギはヨーロッパ~西アジア原産の一年草・多年草で、帰化植物です。麦に似ていますが雑草で、麦とともに日本に輸入されたとされます。カラスムギの別名は「チャヒキグサ(茶挽き草)」、これは俚言集覧によると、「爪の甲に唾をつけ、その実をのせて吹くと、茶臼をひくように回るから」とのことです。「スズメムギ(雀麦)」とも呼ばれます。
また、オートミールの原料でもある「エンバク」は、カラスムギからの栽培植物で、タンパク質が14%、脂肪が6%とされ、とても栄養豊富だそうです。
栄養豊富なカラスムギは、ペットが好むプランツとして利用され、犬・猫たちは芽が出て間もないカラスムギを好んで食べるとされます。そのため流通名は「ペットプランツ」で、また牧草として、馬の肥料にもよく利用されているそうです。
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