「らんの里堂ヶ島」のエントランスの飾り付け
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お正月の3日から6日にかけて、静岡方面に花めぐりをしてきました。「掛川花鳥園」、「富士花鳥園」、そしてこの「らんの里堂ヶ島」です。
「らんの里堂ヶ島」は西伊豆海岸の景勝地にあり、広い敷地に広がる丘には「フォレストゾーン」と「オーキッドゾーン」に分けられています。オーキッドゾーンでは、400属、8.400種の世界各地のらんをの育種源を保有し、大小5棟の各観賞温室では、コチョウラン、デンファレ、バンダ、パフィオなど常に1万鉢を観賞できるそうです。
上記写真は3階の吹き抜け大温室、シーズンホールのメインディスプレイでの「蘭の飾り羽子板2011」と題したお正月飾りです。窓側の側面には開花した優雅ならんが競うように展示がされています。
(「蘭の飾り羽子板」高さ4m。幅1.8m。飾り羽子板は、オンシジューム、デンドロビューム、シンビジューム、コチョウラン) |
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園内を入ってすぐにエスカレーターで上に上がると、オーキッドフォーラムのエレベーターホール1階に「胡蝶欄の白孔雀」が飾ってあります。
1,258輪の大輪のコチョウランで孔雀の羽根を模し、パンパスグラスで孔雀のからだを作った作品で、世界らん展2009 ディスプレイ審査部門 オープンクラス最優秀賞を受賞した作品です。
「胡蝶欄の白孔雀」はメモリアル展示をして、いつ来ても観賞できるようにしてあるそうです。
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らんの里堂ヶ島の案内図
らんの里堂ヶ島 第一ゾーン
オーキッド ウォーク |
代表的ならんの花に囲まれた緑の散歩道「オーキッドウォーク」には、バンダ属、オンシジウム属、ファレノプシス属の各らんと観葉植物が所狭しと咲き誇る散歩道です。 |
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バンダ属
一般に樹上や岩の上に着生し葉は板条や棒状で肉厚、花茎は茎の途中から生じ、濃紫青色の花は和名として「ヒスイらん」とも言われる。
バンダについてはこちらに。
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オンシジウム属
必ずしも着生ではなく地生まで多様性をもち、花一輪一輪がドレスアップした淑女のような花形で魅了する。
オンシジウムについてはこちらに。 |
ファレノプシス属
樹木などに着生し、短い茎に幅広い肉厚の葉を数枚、花茎は弓状に伸び、数花から数十花をつけ、花弁は細いものから広いものまである。
ファレノプシスについてはこちらに。 |
原種コーナー オーキッドギャラリー |
約2万5千種とも言われている原種のうち、らんの里堂ヶ島で所有する8,500種の中から貴重な20種が展示されています。その一部をご紹介します。 |
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属名:カトレア
種名:チョコレート ドロップ
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属名:プラソレリオ カトレア
種名:ジョージキング
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属名:デンドロビウム
種名:プラナ レッド
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属名:デンドロビウム
種名:フォーミディブル
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属名:コチョウラン
種名:レオパ―ド プリンス
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属名:コチョウラン
種名:リトル ジェム ストライプ
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属名:パフィオペディラム
種名:ロスチャイルディアナム
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属名:シンビジウム
種名:サテンドール
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属名:シンビジウム
種名:あんみつ姫
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内と外に泉を配した観賞温室で、パフィオペディラムやバンダなどの水辺を好むらんを展示しています。 |
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まるでクレオパトラが座るような記念撮影用の椅子。つられて私も写真を撮りましたが、この場所に不釣り合いのため掲載不可。 |
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「オーキッドアカデミー」のバイオの研究開発室です。撮影用の白衣を着て撮りました。実際は無菌室で作業とのこと。 |
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⇒ オーキットゾーンはこの他にもデンファレガーデンや、「上条蓉芳美術館」などがあります。 |
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展望デッキに行く途中に、コンゴウインコのポコちゃんに出会いました。案内板に、「ありがとう、ありがとう」と声をかけると、機嫌のいいときにはウェルカムダンスを披露してくれるとありました。
試しに「ありがとう、ありがとう」と声をかけてみましたが、反応はなし。そこで周りに誰もいないのを確認後、からだを左右にゆすり、ピッ・ピッ・ピピピ、ピッピッピピピとリズムを付けて口笛を。するとポコちゃん 左右に首を振り、足を交互に上げて踊りはじめました。そのカワイイこと!
カワイイ姿見たさに口笛を吹き続けましたが、まさか檻の前で私が口笛を吹き吹き踊っている姿を、コッソリと夫がビデオに撮っていたとは・・・ポコちゃんよりおもしろいとのこと。不覚を取りました、イニシアチブに陰りも…。 |
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ポコちゃん、口笛につられてダンスを踊りはじめました。 |
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右に左にからだを動かし、この見事な足さばき。かなりのっていました。 |
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興にのったポコちゃん、今度は上下に首を振り、サービス精神旺盛。 |
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らんの里堂ヶ島 第二ゾーン
【フォレストゾーン】 |
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フォレストゾーンには、伊豆最長のつり橋「ラブコールブリッジ」と、駿河湾、南アルプスを望む展望デッキがあります。その他にも「恋人の聖地」、ラブパワースポットの「愛の絆」、「もちの木デッキ」、「ドッグラン」ほか、様々な設備がある散策コースとなっています。
「もちの木デッキ」やへそ岬デッキ」はその名の通りウッドデッキでの散策路で、堂ヶ島地区を眼下に見下ろしながら寛げるゾーンです。
らんの里の第2のゾーンである、つり橋や展望台につながるエスカレーター。高い位置から景色が見られ、まるでケーブルカーに乗っているような気分になります。(写真左)
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エスカレータを上りきると、眼前に広がるのはウッドデッキの散策路です。売店でソフトクリームを買ってここで一休み。 |
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伊豆最長のつり橋「ラブコールブリッジ」です。高さ22m、幅80pあるそうです。 |
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「もちの木デッキ」より、コバルトブルーの海と亀島や三四郎島が望める、西伊豆海岸の景勝地です。 |
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今回はこの3ヶ所だけ案内していますが、第2ゾーンの面積は約89,500uと広く、この他にも多くの施設があります。ウッドデッキの散策路はメリハリがあって憩え、景色も抜群でした。オーキッドゾーンのらんの温室も見応え十分で、「らんの里堂ヶ島」と銘打つだけあって、また来てみたいガーデンのひとつとなりました。
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高さ22m、幅80m、伊豆最長のつり橋「ラブコールブリッジ」と、駿河湾、南アルプスを望む展望デッキ。恋人たちのデートスポット観光名所(全国100選「恋人の聖地」の銘版設置場所では、「幸運の種まき」のアトラクション、ラブパワースポット
愛の絆(ピラミッド)の中には、天の声(おみくじ)、願い札、手を触れながら願いを込めて周囲を回ると愛の力が高まる“玻璃塊(はりかい)”など。フォレストゾーンは、西伊豆の自然を満喫しながらお楽しみいただける散策コースとなっております。
らんの里堂ヶ島 フォレストゾーンの案内板より
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らんの里堂ヶ島の料金とアクセス |
場所:静岡県加茂郡西伊豆町仁科2848-1
TEL:0558-52-2345 FAX:0558-52-2404
入園料:大人1,300円 中学生650円 小学生以下無料
営業時間:AM8:30〜PM17:00年中無休
(入場受付は午後4時まで)
(※イベントや入園料は更新されますので、確認してからお出かけください。)
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