〜 10月12日の花 ケイトウ(鶏頭) 〜
花言葉 |
おしゃれ・気取り屋・色あせぬ恋・乙女の真心・調和・野性美・少女の純潔・奇妙・風変り・博愛・深い思いやり |
別名 |
セロシア・カラアイ・ケイカン・トサカゲイトウ |
科・属名 |
ヒユ科・ケイトウ(セロシア)属 |
原産地 |
アジア、アメリカ、アフリカの熱帯・亜熱帯地方原産 |
状態 |
一年草 |
...........花のいわれ・特徴.........
ケイトウはアジア〜アフリカの熱帯・亜熱帯地方原産の非耐寒性一年草で、古い時代に中国から朝鮮半島を経て日本に渡来しました。日本では古くから独自に品種改良が進んで、世界の園芸品種の大部分が日本で作出されてきました。
葉は青葉系と銅葉系(写真右上)の2タイプがあり、線状または広卵形で互生します。花は鮮やかな色で咲き誇っていますが、花のように見える部分は茎が変化したもので、実際の花はとても小さく目立たずその下に密生しています。花色(茎)は緋赤・濃黄・オレンジ・ピンク・紅紫・白・斑入りなどと多く、高温多湿の日本の気候によく適応し、真夏から秋にかけて長期間咲かせる派手やかな花です。
花形は花冠の形によって変わり、代表的なのは花冠が大きく花序が扁平な「トサカ系(写真右2番目)」、花房が握りこぶしのように球状になる「久留米系(写真左)」、羽毛状になる「プルモーサ系(写真右3番目)」、先が槍のように尖る「チャイルジー系(写真右下)」など、非常に多彩で変化に富んでいます。草丈は種によって変化が大きく、20〜150cmほどになります。開花期は7〜10月、鉢・苗の市販期は4〜9月頃です。
属名の「セロシア、またはケロシア(Celosia)」はギリシャ語の『ケロス「keleos」(燃えた・焦げた)』という意で、燃えるような真っ赤な花色からといわれます。和名は、赤いベルベットのフリルが雄鶏の赤いトサカによく似ていることから「ケイトウ(鶏頭)」、別名「トサカケイトウ(鶏冠鶏頭)」とも呼ばれます。漢名は「カラアイ(韓藍)」で、生薬名は「ケイカンカ(鶏冠花)、ケイカンシ(鶏冠子)」です。
英名も同じく『Cocks comb「コックス コーム」(雄鶏のトサカ)』です。イギリス・フランス・ドイツなどでも同じように”雄鶏のトサカ”と呼んでいます。これは植物学者リンネが与えた学名「トサカ種のケイトウ」がそのまま一般名になったからといわれます。 |
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...........花の栽培.........
ケイトウは日光を好むので、日当たりと風通しのよい場所を選びます。移植を嫌うため、花壇やプランターの場合も直まきをし、30p間隔に1ヵ所に5〜6粒ずつまき、間引きします。肥料は元肥として、1uあたり堆肥1kgと化成肥料一握りを施します。
水は土の表面が乾いたら与えます。鉢植えの場合、過湿に弱いので鉢皿に水をためないように注意が必要です。アブラムシなどの害虫が発生したら殺虫剤をまいて駆除します。 |
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