〜 10月14日の花 スプレーマム(スプレー菊) 〜
花言葉 |
逆境の中で元気・清らかな愛・高潔・私はあなたを愛する・謙遜 |
別名 |
スプレーギク・ポットマム・クッションマム |
科・属名 |
キク科・キク(クリサンテマム)属 |
原産地 |
中国・アメリカ・ヨーロッパ原産 |
状態 |
多年草 |
...........花のいわれ・特徴.........
スプレーマムは中国、アメリカ、ヨーロッパ原産の耐寒性多年草です。日本での栽培が本格的になったのは1975年頃とされます。キクといえば日本ではなじみの深い花ですが、スプレーマム(spray mum)は、アメリカに渡って改良された園芸品種が花色や花形ともに洋風なイメージをもって里帰りしてきた花で、一本の茎に何輪もの花を放射状に揃って咲かせる西洋菊のことです。
主に鉢花やガーデン作り利用されるのはこの西洋ギクですが、近年は日本で作られた園芸種も多く出回っています。おしゃれな花形で鉢物はもちろん切り花として人気があるスプレーマムの他に、仲間には小ぶりの花ですが矮性でよく分枝し、鉢ものに適したポットマム、小輪の花をびっしりとドーム状につけた矮性種のクッションマムなどがあります。
スプレーマムは花径5〜6cmの中輪で、茎や葉を覆うように繁り、和ギクにはない明るく賑やかな花を咲かせます。パステル調の花型は「シングル(一重)咲き」、「デコラティブ(八重)咲き」、「ポンポン咲き」、「アネモネ(T字)咲き」、「スパイダー(管)咲き」など多彩で、花色も赤やオレンジ・ピンク・クリーム・白・黄・二色花などと豊富です。
和風洋風ともにマッチするのでフラワーアレンジやブーケに、また和菊と違い手入れが簡単で、翌年も楽に育てられるので花壇や植え込みに利用されています。草丈30〜80cm。出回り時期は周年で開花期は10〜11月、鉢の市販期は6〜12月頃です。画像は「ディック モナ イエロー(写真右上)」、「カントリー(写真左)」、「ホライズン(写真右2番目)」、「ビアリッツ(写真右3番目)」、「パシリオ(写真右下)」です。
属名の「クリサンセマム(Chrysanthemum)」は、ギリシャ語の「chrysos(黄金色)」と「anthemon(花)」という意に由来します。名前はスプレー状(房状)に多数の花を咲かせることから「スプレーマム(Spray mum )」、または「スプレー菊」と呼ばれています。英名は「Florist's chrysanthemums spray types(フローリスツ クリサンセマムス スプレー タイプス)」です。 |
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...........花の栽培.........
光線不足ではなかなか満開になりませんので、日当たりのよい場所で育てます。6月頃に水はけのよい土に、緩効性化成肥料を混ぜて植えつけ、開化までは十分に日に当て、表土が乾いたら水やりをします。開花してから半日陰や室内に置くと花が長く楽しめます。
秋の終りに株を根元近くまで切り戻し、フレーム内で越冬させ、根際から発生する冬至芽を育て、春になったら置き肥を与えます。5月に冬至芽を用いて、鹿沼土やバーミキュライトに挿し、たっぷりと水を与え、日陰で管理すると約3週間で発根します。 |
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