〜 10月18日の花 コケモモ(苔桃) 〜
花言葉 |
反抗心・冷淡・不実・不信・くじけるな・背信 |
別名 |
カウベリー・ビルベリー・マウンテンクランベリー・フレップ・リンゴンベリー |
科・属名 |
ツツジ科・スノキ(バッキニウム)属 |
原産地 |
北半球の温帯〜寒帯原産 |
状態 |
常緑低木 |
...........花のいわれ・特徴.........
コケモモは北半球の寒帯〜亜寒帯に広く分布する常緑の矮小灌木で、日本でも北海道〜九州の高山帯の草原や樹林帯に自生しています。青紫の色素であるアントシアニン含むので古くは紙の青の染料に用いたり、また発酵させた液果でアルコールを作り出してもいたそうです。
コケモモは高山の岩にマット状にへばりついて山の肌の陽地一面に低くはい、クッション状に茂り、初夏に白〜淡桃色(写真右上・右下)の釣鐘形の小さな花を咲かせます。葉は倒卵形で交互に密につき、厚く光沢をもちます。秋には直径5-8oほどの美しくて真っ赤な果実(写真右中央)を実らせます。
またコケモモはブルーベリーやクランベリーの仲間なので、果実には甘酸味があり、生食やジャム、ゼリー、羊羹、果実酒、塩漬けなどにも利用されています。また葉は「こけもも葉」と呼ばれ、薬用として尿路殺菌や利尿剤などに用いられています。高さ10〜20p。開花期は6〜7月で実熟期は9〜10月、鉢の市販期は9〜10月頃です。
属名の「バッキニウム(Vaccinium)」はラテン語の「vaccinus(牝牛の)」が由来とされます。和名は、葉を密生させ地面にへばりつく姿を苔に、丸く赤い実を桃に見立てて「コケモモ(苔桃)」と付けられました。別名はアイヌ語が語源の「フレップ(赤い実)」と呼ばれます。英名は「Cowberry(カウベリー)」、「Mountain cowberry(マウンテン カウベリー)」、または「ビルベリー(Bilberry)」です。 |
|
...........花の栽培.........
日当たりまたは半日陰の、腐蝕質の多い土壌を選んで植えつけます。寒さに強いので冬は日当たりで管理しますが、暑さには弱いので梅雨時は雨の当たらない場所で、夏は風通しのよい日陰に置きます。
水は土の表面が乾いたら与え、肥料は春と秋に液肥を与えます。ツルコケモモは湿り気を好むので、冬でも水を切らさないようにします。実が大きくなり、真っ赤に色づいたら収穫できます。 |
|