〜 10月19日の花 ハナキリン(花麒麟) 〜
花言葉 |
早くキスして・独立・逆境に耐える・自立 |
別名 |
キスミークイック・クラウンオブソーンズ・クライストプラント |
科・属名 |
トウダイグサ科・ユーフォルビア(トウダイクサ)属 |
原産地 |
マダガスカル原産 |
状態 |
常緑性低木(多肉植物) |
...........花のいわれ・特徴.........
ハナキリンはユーホルビアの仲間で、マダガスカル島原産の常緑性小低木(多肉植物)です。3月頃から咲き始める花は1〜1.5pの濃桃色で、鋭いトゲ(写真右2番目)のある茎の先に愛らしい形の花を数輪ずつまとまって付けます。
淡褐色の茎は横にはい、革質の葉は長楕円形の肉厚で美しく、古い茎では落葉して若い茎にのみに付きます。この2枚の花びらのように見えるのは、実はポインセチアと同じく苞葉で、花はその中心にある小さな黄色い部分(写真右3番目)です。色は濃桃色のほかにピンク、オレンジ、白、黄色などの色鮮やかな花(苞葉)を咲かせます。
温度などの栽培条件(温室内での栽培)によっては周年開花し、よく育ちます。茎や葉を傷つけたときに、切り口から出る白い乳液に触れるとかぶれることもあるそうです。樹高は20cm〜2m。開花期は3〜11月、鉢の市販期は通年です。
属名の「ユーフォルビア(Euphorbia)」は、ローマ時代の医師である「エウフォルビス(Euphorbus)」の名から付いたといわれます。和名はこの花が一年中花をつけ、サボテンのモクキリンに似ていることから「ハナキリン(花麒麟)」と付けられました。
英名は『Crown of thorns「クラウン オブ ソーンズ」(茨の冠)』、または『Christ Plant 「クライスト(キリスト) プラント」(キリストの植物)』です。また花の形がちょうど突き出した唇のようなので、アメリカではこの花のことを『キスミークイック「Kiss me quick(早くキスして)」』と呼ぶそうです。
花言葉もこの愛称からつけられ、また「逆境に耐える」も、この植物にトゲがあることからとされます。 |
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...........花の栽培.........
日光を好むので風通しと日当たりのよい場所が適しています。水は与え過ぎると根腐れを起こして枯れてしまうので、1年を通して控えめに与えます。肥料は、生育期には緩効性化成肥料適宜与えます。
丈夫で育てやすいのですが、寒さに弱いので冬は室内の暖かいところに置きます。また茎を切ったとき、毒性の乳液が出ますので触らないように注意します。 |
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