〜 10月22日の花 ブバルディア(管丁字) 〜
花言葉 |
あこがれ・清楚・交わり(白)・羨望(ピンク)・交際・夢・恩知らず・幸福な愛・不屈の精神・知性的な魅力・交流・親交 |
別名 |
カンチョウジ・ブバルディア・ブバリア・カニノメ |
科・属名 |
アカネ科・ブバルディア属 |
原産地 |
メキシコ〜中南米の熱帯高地原産 |
状態 |
半耐寒性低木 |
...........花のいわれ・特徴.........
ブバルディアはメキシコ〜中南米地域原産の半耐寒性の低木、または多年草で、数種の植物を交配して作りだされた人工の植物です。日本には昭和の初めに輸入されました。この属には約30種ありますが、広く出回るのは、秋から冬にかけて強い芳香のある赤やピンクの交雑種「B・ヒブリダ(hybrida)」や、白花種の「B・ロンギフロラ」とその園芸種です。
葉は濃緑で葉先は尖り、披針形または卵形で対生します。春から秋にかけて、この葉に抱えられるように約1.5〜2pの細長い筒状の小花が枝先に集まり、群がったように十字に開きます。花の先が4裂しているのが特徴で、花色は白が基調ですが、朱赤・ピンク・オレンジなどと豊富です。現在も品種改良が盛んに行われ、その結果、一重咲きや八重咲きのほか半八重咲き、大輪系などが生み出されています。
鉢花としてよく出回り、長く花を楽しむためには水切れには注意します。また短日植物で周年栽培が可能なので、花束やアレンジなどに使用され、甘い香りの白花、フンボルディー種は白い十字架を思わせるので「花嫁の花」といわれ、ウェディングブーケによく利用されます。樹高は20〜40cm、主な開花期は5〜6月と9〜11月。鉢の市販期は6〜10月頃で切り花は周年です。画像は「ダイヤモンド ライラック(写真左)」、「ダイヤモンド チェリー(写真右上)」、「ロイヤル ダフネ ホワイト スープリーム(写真右2番目)」、「ロイヤル ダフネ レッド(写真右下)」です。
属名の「Bouvardia(ブバルディア、ブバリアとも)」は、17世紀に活躍したルイ13世の侍医で、フランス人の王室庭園長でもあった『Charles
Bouvard「シャルル(またはチャールズ)ブーバル」』の名を記念して付けられました。和名は細長い筒形の花びらの先が4裂して「チョウジ(丁子)」に似た花から「カンチョウジ(管丁字、寒丁字)」と呼ばれます。
別名はこの花のつぼみの基部が長く、ちょうど蟹の目(写真右3番目)のように見えるので「カニノメ(蟹の目)」、または「ブバリア」。英名は「ブバルディア(Bouvardia)」です。 |
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...........花の栽培.........
日当たりと排水がよく、肥沃な土を好み、暖地では庭植えも可能です。植えつけ植え替えは気温の安定する5月頃に行い、表土が乾いたら水やりをし、肥料は月に1回、緩効性化成肥料を施します。
夏は半日陰に移し、肥料も控え、冬は室内の明るい窓辺に置いて5℃以上に保ちます。花後に5〜6節できり戻すと、秋にもう一度花が見られます。 |
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