〜 10月24日の花 マユミ(真弓・檀) 〜
花言葉 |
真心・あなたの魅力を心に刻む・艶めき |
別名 |
ヤマニシキギ・カワクマツヅラ・オトコマユミ・カワラマユミ |
科・属名 |
ニシキギ科・ニシキギ(ユオニマス)属 |
原産地 |
中国・朝鮮半島・日本原産 |
状態 |
落葉低木 |
...........花のいわれ・特徴.........
マユミは日本、朝鮮半島、中国北部原産の落葉小高木です。鮮やかな紅葉と赤い実が美しい木で、ニシキギによく似ていますがマユミは枝にコルク質の翼がありません。マユミの葉形は変異が多く、大形葉の「オオバマユミ」、「エゾオオバマユミ」、狭長な葉をもつ「ホソバマユミ」と、紫色の花を持つ「ムラサキマユミ」、白色の「シロミノマユミ」、紅色の「アカミマユミ」などがあります。
葉は対生し、長楕円形の葉先は尖って縁には鋸歯があります。花は黄緑色の小さな4弁花(写真右上)で目だちませんが、初夏に四角形が特徴的な実(写真右3番目)を付け、秋に熟すと淡紅色の実がはじけて、中から小さな赤い種子(写真左)が飛び出します。その愛らしい姿と、ピンクの葉色が少しずつ赤く美しくなる紅葉「写真右下(photolibraryより)」を観賞します。
雌雄が異なる株で、雄株は結実しないので赤い実を楽しむには雌株を購入します。この果実と紅葉を観賞するため鉢は秋に多く出回り、また盆栽として仕立てられることが多い植物です。木質は白く滑らかで強いため、材はこけしや将棋の駒などの細工物として利用され、また若い芽はゆでて食用にもなります。樹高3〜10m、花期は5〜6月頃。実熟期は10〜12月で鉢の市販期は9〜10月頃です。
属名の「ユオニマス(Euonymus)」はギリシャ語の「eu(良い)」と「 onoma(名)」が語源で、良い評判という意です。和名はこの植物の樹質が硬くて柔軟性があるため、昔は弓作りの材料に用いられたことから「マユミ(真弓)」とされ、「ユミギ」とも呼ばれていたそうです。また古くはマユミの樹皮で和紙を加工したものを「ダンシ(檀紙)」と呼んでいたことから漢字では「檀(マユミ)」とも表します。
別名は「ヤマニシキギ(山錦木)」、または「カワクマツヅラ(川隈葛)」、「オトコマユミ」、「カワラマユミ」です。英名は「Spindle tree(スピンドル ツリー)」です。 |
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...........花の栽培.........
雌雄異株で個体差が大きいので、実つきの様子を見て選びます。2〜3月に、植え穴に完熟堆肥を入れ、苗は水はけよくなるように高めに植えつけます。
日陰でも生育しますが、日当たりが悪くなると果実のつきが悪くなる傾向がありますので、日当たり、水はけのよい場所を選びます。
施肥は2月と9月に有機質の配合された化成肥料を根元に施し、剪定は落葉期に徒長枝や樹冠内部の細かい枝を切り取り、風通しをよくします。病害虫予防のため、殺菌、殺虫剤を定期的に散布します。 |
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