〜 11月2日の花 シザンサス(胡蝶草) 〜
花言葉 |
あなたと踊ろう・あなたといっしょに・よきパートナー・協調 |
別名 |
コチョウソウ・アプマンズ オーキッド・バタフライ フラワー・ムレコチョウ |
科・属名 |
ナス科・シザンサス(ムレコチョウ)属 |
原産地 |
チリ原産 |
状態 |
一年草・二年草 |
...........花のいわれ・特徴.........
シザンサスはチリ、アンデス山系原産の一年草です。シダのように細かく裂けた濃緑色の葉をもち、ランに似た花があふれるようにして咲き、欧米ではよく知られた花です。
花弁が深く切れ込む左右相称花で、一輪一輪は蝶をイメージさせ、華やかな雰囲気があります。花びらの上唇弁と中裂片に斑点(写真右3番目)が散って、花色もピンクのほか、白、紫紅、赤、黄色と多彩で、同属多種を交雑した園芸品種も作出されています。
よく知られている園芸品種に、矮性の「アトランティス」シリーズや、日本で育成された「ハルガスミ(春がすみ)」などがあります。花つきがいいので、吊り鉢に向き、鉢作りにするとピラミッド形に盛り上がり、花で埋め尽くされます。ただ雨や寒さに弱いので花壇植えには適しません。
草丈は20〜50cm。開花期は3〜6月、鉢の市販期は10〜翌4月頃、種まき期は9〜10月頃です。画像は「S.エンゼルウイング(写真上段中央と右)」「S.ドワーフ ミックス(写真右2番目と3番目)です。
属名の「Schizanthus(シザンサス、またはスキザンツス)」は、ギリシア語の「schizerin(裂ける)」と「anthus(花)」の意で、花弁に切れ込みが入ったこの花の特徴にちなみます。また花が密集して咲き、蝶の大群が舞っているように見えることから、和名は「コチョウソウ(胡蝶草)」、別名は「ムレコチョウ(群胡蝶)」いいます。
英名も『バタフライフラワー「Butterfly flower」(蝶の花)』と呼び、両者ともに花を蝶に見立てた命名です。英名にはもうひとつおもしろい呼び名があり、こちらは『Poor
man's orchid「プアマンズ・オーキッド」(貧乏人のラン)』で、ランに似た花を手軽に入手できることからだそうです。 |
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...........花の栽培.........
雨に弱く冷涼で乾いた条件を好むので、屋根のある日なたで育てます。肥料は、徒長しやすいので窒素分を施し過ぎないようにします。水やりは花や葉にかけないよう控えめに株元に与え、2〜3週間に1度1000倍に薄めた液体肥料を水代わりに与えます。 |
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