〜 11月4日の花 オンシジウム(群雀蘭) 〜
花言葉 |
可憐・気立てのよさ・いっしょに踊って・協調・蕾のままでいて・清楚・野心的な愛 |
別名 |
スズメラン・バタフライ・オーキッド・ムレスズラン・ダンシングバレリーナ |
科・属名 |
ラン科・オンシジウム(オンシジューム)属 |
原産地 |
中央アメリカ・南アメリカ原産 |
状態 |
多年草 |
...........花のいわれ・特徴.........
オンシジウムは西インド諸島〜南アメリカ熱帯地域原産の多年草で、ランの仲間です。日本には明治時代に渡来してきました。当時は華やかな雰囲気の花ではなかったのであまり普及しませんでしたが、1980年代から切り花として東南アジアから輸入され、品種改良もあってにわかに注目を浴びるようになりました。
ラン科の中ではもっとも種類が多く、品種だけでも約400種あると言われ、洋ラン、切り花では常に上位に入る花です。一般的な品種は「O・アロハ・イワナガ(写真右2番目)」、「O・オブリザタム」など鮮やかな黄色い花を咲かせるもので、この種は耐寒性もあり栽培しやすいため人気の花です。
唇弁が大きく発達したユニークな形と赤みがかった褐色の斑点があるのが特徴で、細長い花茎を伸ばして径1.5〜2.5cmの可愛い小花を10〜50輪付けます。花色は従来この黄色の品種のみでしたが、ピンクや白、赤、褐色、オレンジの他、斑入りや複色、複輪などの品種も生まれ、パーティーの飾り花や花束として用いられています。洋ランの中では耐寒性があり、温室がなくても花を咲かせられ、また鉢物の水やりは株に霧を吹くだけでも充分に育ちます。
草丈は10〜70cmで、花期は園芸種によって異なり、一年を通してほぼいずれかの種が開花しています。主に夏から秋にかけて咲く株が多いようです。画像は「O・ウィアティアナム アキコ(写真左)」、「O・オルニトリンクム(写真右上)」、「O・エンザン スターリット ホシツキヨ(写真右3番目)」、「O・リンダアイス(写真右下)」です。
属名の『オンシジウム、またはオンシジューム「Oncidium(オンキディオン)」』はギリシャ語の『ogkos「オンコス(瘤)」』という意で、唇弁のつけ根に瘤状の突起があることによります。英名は優雅にスカートを広げて踊っている姿に似るので「Dancing lady orchid(ダンシング レディー オーキッド)」、 また美しい黄色い花が舞い飛ぶ蝶を連想させることから「Butterfly orchid(バタフライ オーキッド)」の愛称もあります。
和名の「ムレスズメラン(群雀蘭)」も花の様子からイメージされたものですが、現在ではあまり使われていません。別名は「スズメラン(雀蘭)」です。 |
|
...........花の栽培.........
乾燥には強いのですが、多湿に弱いので水ゴケでの植えつけは小さめの素焼き鉢を用います。水やりした後はできるだけ早く株元が乾くようにします。最低温度が15℃以上になったら戸外で管理します。
5月〜9月まではラン用の液体肥料を1000倍に薄め、10日に1回施します。冬は室内に取り込み、10〜15℃に保ち、腫れた日は戸外に出して日に当てます。花が終わったら花茎を根元近くから切り取ります。 |
|