〜 11月10日の花 ツルウメモドキ(蔓梅擬) 〜
花言葉 |
真実・開運・大器晩成 |
別名 |
ツルモドキ |
科・属名 |
ニシキギ科・ケラストルス(ツルウメモドキ)属 |
原産地 |
サハリン〜中国原産 |
状態 |
つる性本木 |
...........花のいわれ・特徴.........
ツルウメモドキは日本、サハリン〜中国原産の雌雄異株で落葉性のつる性低木です。日本の各地に自生していて昔から親しまれている植物です。楕円形の葉は互生して鋸歯があります。つるは無毛で他の木に絡んでよく伸び、初夏に葉腋や枝先に淡緑色の花(写真左)を10数個つけますがあまり目立ちません。
鑑賞の対象は、周りの木が葉を落とした時期に、冬につける真っ赤な実と黄色い仮種皮のコントラストの美しさです。 径8oほどのホオズキを小さくしたようなこの実が群がって付き、10月頃に緑色からだんだんと黄色くなり、熟してくると3裂して中から黄赤色の種子が顔をのぞかせます(中央4画像)。
冬まで残った実は鳥がついばんだり雪をかぶったりした様が、色彩のない冬に彩りをそえてくれます。主に庭木や、果実は枝ごと花材として、またつるはリースとして利用されています。主な開花期は5〜6月、実の鑑賞期は10〜12月で鉢の市販期は10〜12月頃です。
属名の「ケラストルス、またはセラストラス(Celastrus)」はギリシア語の「ケラス(晩期)」という意で、この植物の実の熟するのが遅いことにちなみます。または古代ギリシャ名の「celastros(セイヨウキズタ)」から転じたともされます。和名は「ツルウメモドキ(蔓梅擬)」で、「もどき」とは何かに似ている意で、この葉の形が梅に似ていること、そして蔓になることに由来します。
別名は「ツルモドキ(蔓擬)」ですが、日本各地に自生しているので地方によってそれぞれの呼び名があり、多彩です。英名は「Oriental bittersweet(オリエンタル・ビタースイート)」です。 |
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...........花の栽培.........
土質は特に選びませんが、2月上旬〜3月上旬頃に、日当たり水はけのよい肥沃な土壌に、堆肥や腐葉土をすき込み植えつけます。肥料は春から秋にかけ、油かすなどの固形肥料を根元に施します。水やりは土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
剪定は若木のうちは特に必要ありませんが、つるが伸びすぎ大きくなりすぎたら、2〜2月上旬頃に徒長枝を落としたり、込み入った枝や樹幹から飛び出た枝を間引く程度に剪定をします。 |
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