〜 11月12日の花 シロタエギク(白妙菊) 〜
花言葉 |
あなたを支える・穏やか |
別名 |
ダスティーミラー・セネシオ |
科・属名 |
キク科・セネシオ(キオン)属 |
原産地 |
地中海沿岸原産 |
状態 |
多年草 |
...........花のいわれ・特徴.........
シロタエギクは地中海東部〜西部沿岸の常緑多年草で、日本には明治の末頃に渡来しました。キクの葉形によく似た大形の切れ込みのある銀葉の表面に、粉をまぶしたような短い白色の毛(写真右上)が生えています。
高さは60cm以上にもなり、初夏、大きく育った茎先に径2〜3cmほどの黄色い花を多数咲かせます(写真左と右中央)。ただ花よりも、この銀灰色に見える美しい茎葉に観賞価値があります。
銀葉の代表種で、「シルバーダスト」や「ダイヤモンド」の銀灰色の葉は、どのような花ともマッチして周年観賞できるので、シルバープランツとして、最近は寄せ植えやハンギングバスケット、コンテナ、切り花などに盛んに利用されています。また氷点下1、2度くらいはまでの耐寒性があり、冬場は背丈も低くがっしりとしているので、花壇の彩りには欠かせない植物となっています。ただ株が古くなると新鮮な白色が失われて緑色となり、独自の美しさが損なわれます。
切り花として利用する場合は、十分に水あげをすると持ちがよくなります。草丈は25〜60cm。開花期は6〜7月で観賞期、市販期は通年です。
属名の「セネシオ、またはセネキオ(Senecio)」は、ラテン語の『senex「セネックス」(老人)』の意で、この白い毛を白髪に見立て命名されたとされます。銀白色に輝く葉をもつこの花の英名は、粉が吹いたような葉から、粉屋が粉まみれで粉を挽く姿に例え、『Dusty miller「ダスティーミラー」(粉をかぶった粉挽き)』です。和名は「シロタエギク(白妙菊)」という美しい名前が付いています。 |
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...........花の栽培.........
秋にポット苗を購入して植えつけるのが簡便です。日当たりと水はけのよい場所ならよく育ちます。開花すると株が弱るので、開花前に摘芯し、適宜わき芽を摘みます。2年目以降は生長が早いので、6月頃に切り揃えます。
とても丈夫で病害虫は少ない方ですが、アブラムシの発生が多いので、見つけしだい殺虫剤で駆除します。殖やし方は、春から梅雨にかけて挿し木をします。 |
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