〜 11月15日の花 ローズマリー(マンネンロウ) 〜
花言葉 |
追憶・思い出・あなたは私を蘇らせる・記憶・貞節・誠実・変わらぬ愛・私を思って・静かな力強さ・忠誠・献身 |
別名 |
マンネンロー・ロスマリン・マンルソウ |
科・属名 |
シソ科・ロスマリヌス(マンネンロウ)属 |
原産地 |
地中海沿岸原産 |
状態 |
常緑低木 |
...........花のいわれ・特徴.........
ローズマリーは地中海沿岸原産の小形の常緑低木です。松葉に似た葉が特徴で触れただけで香り立ち、ハーブとしてよく知られています。垂直に伸びる立ち性タイプと、横に這うように伸びるほふく性タイプ、中間の半立性タイプがあります。草姿が異なるだけで、どれも同様の使い方ができます。
花は枝先の葉腋に付け、長さ1〜2cmでシソに似た小さな唇形をし、ピンク、白、紫、ブルーなどの花を咲かせます。細枝を四方に出し、葉はやや肉厚で対生し、長さ2cmほどのろう質で針状の葉を密生させます。葉の成分にはロスマリンという精油が含まれ、古代では結婚式の装飾品として使用したり、またこの強い芳香には殺菌効果があるので、疫病が流行ると常に持ち歩き、匂いを嗅いでいたり、死体の腐敗をやわらげ、保存のするのに役立つと信じられていたそうです。
現在では香水の原料や老化防止の成分があるといわれ、「若返りのハーブ」や、爽やかな香りが気分をリフレッシュさせ、脳を刺激するので「記憶のハーブ」として、またこの香はアオムシが嫌うので、害虫の被害を防ぐコンパニオンプランツとしても利用されています。他には料理の香味づけに、花は生で料理の飾りつけとして彩りを添えます。また茎や葉を煮出した液は染料として、あるいはハーブバスやローション、アロマテラピーとして利用されています。またこの花からとった蜂蜜は極上品とされています。
ローズマリーは強健で初心者にも育てやすく、ガーデン用としては花壇の縁取りや生け垣に利用したり、または高さを生かして玄関の両脇に植えれば香りのよいエントランスに。ほふく性タイプならば、大きな鉢に植えたり、段差のあるところや塀などに垂れるように植えて楽しめます(写真左)。樹高60〜200cm。開花期は4〜6月と10〜12月で、鉢の市販期は3〜12月頃です。
属名の「ロスマリヌス(Rosmarinus)」は、ラテン語の「ros(露・雫)」と 「marinus(海)」という意で、地中海沿岸に多く自生していることにちなみます。スペインには、聖母マリアが幼いキリストの衣をこの花の上に広げたところ、白い花が衣と同じ青色に変わったとの伝説があります。英名は「Rosemary(ローズマリー)」。和名は「マンネンロウ「万年朗、万年蝋、万年露」の漢字表記があり、漢名では「メイテツコウ(迷迭香)」と書きます。現在の「迷迭香」は主に生薬名として使用されています。 |
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...........花の栽培.........
日当たり水はけのい場所なら土質を選びません。夏の暑さや乾燥には強いのですが、蒸れやすく、枝葉が茂りすぎて下葉が枯れることがあるので、夏には収穫をかねて切り戻しをします。
肥料は成長が鈍ったときに施す程度にします。何年も育てていると枝の木質が進むので、早めに切り取って更新します。挿し木で簡単に殖やせます。 |
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