〜 11月16日の花 フユサンゴ(冬珊瑚) 〜
花言葉 |
神秘的・あどけない・あなたを信じる・愛情 |
別名 |
ソラナム・タマサンゴ・クリスマスチェリー・タマヤナギ |
科・属名 |
ナス科・ナス(ソラナム)属 |
原産地 |
アジア・ヨーロッパ・アフリカ原産 |
状態 |
一年草・低木 |
...........花のいわれ・特徴.........
フユサンゴはアジア、ヨーロッパ、アフリカ原産の一年草ですが、本来は常緑低木で、日本には明治の中期に輸入されました。ナス科で花も実も楽しめるソラナムの仲間で、見た目は美味しそうな実をしていますが、実は毒があるといわれ、食用にはなりません。
夏、深い緑の葉の反対側に短い枝を出して、その腋に花径1.5センチほどのナスに似た白花を咲かせます(写真右上)。そして秋から冬(10〜12月)にかけて、プチトマトより小さめの可愛い実を鈴なりに付け、初めは黄緑の丸い実(写真右中央)はだんだんとオレンジ色や赤へと変化(写真右下)していきます。
茎は多くの枝に分かれ、小枝は緑色で葉は互生して密に茂ります。美しい実は観賞用として人気があり、実は落下しにくいので翌春まで目を楽しませてくれます。草丈は30〜40cm、鉢物用の矮性種は15〜20cm。開花期は7〜8月で主な観賞期は8〜12月頃です。
属名の「ソラナム(Solanum)」はラテン語の「solamen(鎮静・安静)」という意で、この属には鎮痛作用を持つ植物があるからとされます。和名は、冬に鮮やかな美しい実が鈴なりにつく様子を珊瑚に見立てたことから、「フユサンゴ(冬珊瑚)」です。または「タマサンゴ(玉珊瑚)」とも呼ばれます。
別名「リュウノタマ(竜の玉)」、「タマヤナギ(玉柳)」です。英名もこの実の形から「Christmas cherry(クリスマス チェリー)」、「Jerusalem cherry(エルサレム チェリー)」です。 |
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...........花の栽培.........
日なたから半日陰までどこでもよく育ち、繁殖力は旺盛でこぼれダネでも殖えていきます。ただ盛夏の強光は葉やけの原因となるので、夏越しは半日陰に置きます。水やりは過湿を避け、1ヵ月に2回ほど液体肥料を施します。
タネまきは、発芽適温が高いので、箱まきかポットまきして苗を作り、本葉4〜5枚で植えつけます。開花、結実で株が消耗しないように、月に1〜2回、液体肥料を施します。 |
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