〜 11月19日の花 スイートアリッサム(庭薺) 〜
花言葉 |
美しさを超えた価値・優美 |
別名 |
ニワナズナ・ニオイナズナ・アリッサム |
科・属名 |
アブラナ科・ロブラリア(ニワナズナ)属 |
原産地 |
地中海沿岸原産 |
状態 |
一年草 |
...........花のいわれ・特徴.........
スイートアリッサムはヨーロッパ南部原産の耐寒性多年草ですが、日本では通常一年草として扱われます。スイートアリッサムは現在ロブラリア属に分離され、以前の属であるアリッサムの名で流通することがありますが、名前も正しくはスイートアリッサムです。また宿根草のアリッサムである黄花種は別属です。
愛らしい花で早春から初夏の頃までつぎつぎと咲き、花色は一般的な白色「L・カーペット・オブ・スノー」のほか、ピンク、ラベンダー、紫、赤色などの園芸種があり、花も改良されてやや大きくなっています。夏も枯れずに越すと秋にも花を咲かせます。スイートアリッサムとは「甘い香りのするアリッサム」という意で、名前の通りほのかな香りがあります。春にこの香りを一面にただよわせ、4弁の小さいながら花がびっしりとつき、株全体を覆い、花後にはナズナに似た小さな果実ができます。
花期も秋から春にかけて長く、最近のガーデニングブームにより、メインの花を引き立ててくれる寄せ植えのわき役として用いられ、また花壇の縁取り、グラウンドカバー、ハンギングバスケット、ロックガーデンなどに幅広く利用されています。草丈10〜20p。主な開花期は3〜6月と9〜11月で苗の市販期は10〜翌5月頃です。
属名の「ロブラリア(Lobularia)」は、ラテン語の「lobulus(小さなかけら)」という意で、小さな花が無数に咲く様子を形容したとされます。和名はナズナに似るので「ニワナズナ(庭薺)」、またはこの花に香りがあることから「ニオイナズナ(匂薺)」とも呼ばれています。
甘い香りがあってアリッサム属の植物に似ているので、英名は「Sweet alyssum(スイートアリッサム)」。中国では「「香雪球」と呼ぶそうです。 |
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...........花の栽培.........
日当たりと水はけのよい用土を用いて、3月〜11月に赤玉土6、腐葉土3、川砂1程度の混合土をコンテナに詰め、株間15pをとって植えつけます。覆土はせずに発芽させ、ポット苗を春に植えつけます。
夏はいったん思い切って刈り込み、乾かし気味にして開花させず、風通しのよい半日陰で夏越しさせ、涼しくなってから咲かせるようにします。 |
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