〜 11月20日の花 ツワブキ(石蕗) 〜
花言葉 |
愛よ甦れ・謙譲・困難に負けない・謙遜・先見の明 |
別名 |
ツワ・タクゴ・イシブキ・イソブキ・ミズブキ |
科・属名 |
キク科・ツワブキ(ファルフジウム)属 |
原産地 |
日本・台湾・中国原産 |
状態 |
多年草 |
...........花のいわれ・特徴.........
ツワブキは日本、台湾、中国南部原産の常緑多年草です。海岸の岩場や崖などに自生している植物で、日陰や乾燥に強く生育がとても旺盛です。葉がとても美しく、季節によって葉の色や形の変化があっても一年中観賞できることから、よく庭の下草や日本庭園の石組みの間などに植えられています。
つややかな大きな葉と、彩りに乏しくなってくる初冬に、4〜6pほどの鮮やかで甘い香りのある黄金色の花で、茎の先に小さな花が10数個まとまって咲き、中心には筒状の花がたくさん集まっています(写真右下)。葉は緑葉のほかに、淡黄色の丸い斑が入る星斑(写真右3番目)や、縁が白くなる覆輪種(写真右上)、縁に黄色の斑が入るもの、葉の縁が縮れた「獅子葉(写真左)」などバラエテイー豊かです。
またツワブキは観賞だけでなく食べられる植物としても知られています。茎や根には薬効があると言われ、茎葉を乾燥させたものは消炎・腫れ物などに、葉や若い葉柄は食用として利用され、九州名産のつくだ煮「キャラブキ」はこのツワブキで作られています。草丈は20〜50cm、開花期は10月〜12月。鉢の市販期は5〜6月と9〜11月頃です。
属名の「ファルフジウム(Farfugium)」は、「farius(列)」と「 fugus(駆除)」という意で、フキタンポポの古名によるとされます。和名の「ツワブキ(石蕗)」は、フキに似た艶のある葉をもつことから「つや葉ブキ(艶葉蕗)」、これが転訛して「ツワブキ」。あるいはフキのように見える厚い葉から「厚葉ブキ ⇒ ツワブキ」、または海岸の岩場などに自生していたことから「津葉ブキ ⇒ ツワブキ」になったなどの多くの諸説があります。
またツワブキは「石蕗」と書きますが、これも岩や石などの間に生えていることによります。別名は「たく吾、イシブキ、イソブキ」、または「ミズブキ(水蕗)」で、英名は「 Japanese silver leaf(ジャパニーズ シルバー リーフ)」です。 |
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...........花の栽培.........
直射日光に当てると葉やけを起こしやすいので、栽培場所は半日陰にします。鉢植えは鉢の大きさに合わせて成長するので、水切れさえ管理すればほとんど手がかかりません。
肥料は植え込むときに施す以外、葉が大きくなりすぎるので不要です。斑入り葉種は日なたではなく明るい日陰に置き、夏は遮光します。 |
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