〜 11月21日の花 ガーベラ(大千本槍) 〜
花言葉(全般) |
前進・神秘・神託・悲しみ |
花言葉(赤) |
燃える神秘の愛・常に前進・いつも前向き |
花言葉(ピンク) |
崇高美・気高い美しさ・童心にかえる・熱愛 |
花言葉(黄) |
究極の美・親しみやすい |
花言葉(オレンジ) |
我慢強さ・冒険心 |
花言葉(白) |
律儀・希望 |
別名 |
オオセンボンヤリ・ハナグルマ・アフリカンデージー |
科・属名 |
キク科・ガーベラ属 |
原産地 |
南アフリカ原産 |
状態 |
多年草 |
...........花のいわれ・特徴.........
ガーベラはアジアの熱帯〜温帯、南アフリカ原産の多年草です。1878年に南アフリカで発見され、その後オランダやフランス、イギリス、ドイツなどで改良が進み、現在では多彩で華麗な園芸品種が誕生しています。
日本には大正の初期(1911年頃)に輸入され、現在出回っているのは南アフリカ原産の交配親を元にできた園芸品種です。ガーベラには、切り花向きに作られた巨大輪種と、その中から作られた鉢植え向きの大輪の矮性種が出回っています。葉はロゼット状で葉形は長楕円形かへら形で、花茎の先に1個の花を付け、キク科特徴の頭花といって小さな花が多く集まって一つの花のように見えます。
花色は赤・赤紫・ピンク・白・黄・緑・オレンジなど、青色以外のあらゆる色があるといわれるほどバリエーションが豊富です。花形は一重咲きのほか、八重咲き、半八重咲き、丁字咲き、花の中心が黒い目のように見えるもの(写真左と右2番目)、中心が細く盛り上がったアネモネ咲き(写真右上)、小形のミニガーベラや、花弁の細いスパイダータイプ(写真右3番目)も揃い、いずれも華やかでカラフルな雰囲気をもち、用途に合わせて好みの品種が選べます。
花は一日花ですが花付きがよいので、比較的長く花を楽しめることができます。冬でも10°C以上あると開花し、花壇や鉢植え、または切り花として利用されます。草丈は15〜80cm。花期は3〜5月と9〜11月、鉢の市販期は3〜11月頃で、出回り時期は栽培技術が進み周年出回っています。画像は「G・テディー ベア(写真左)」、「G・ツイスター(写真右上)」、「G・サンデー(写真右下)」です。
属名の「ガーベラ(Gerbera)」は、もとはアフリカの野生のタンポポを改良して作られた植物で、ドイツの自然科学者であり、18世紀のロシアで皇后アンナ・パブロワの侍医でもあった「T.Gerber(ゲルバー、またはゲルベル)」の名に由来します。
和名の「オオセンボンヤリ(大千本槍)」は、山地に自生するセンボンヤリと同じ仲間であり、このセンボヤリを大きくしたような花だからとされますがはっきりしていません。あるいは牧野富太郎博士命名の「ハナグルマ(花車)」、または「アフリカ千本槍」です。英名は「Africann Daisy(アフリカン デージー)」、「Transvaal Daisy( トランスバール デージー)」です。 |
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...........花の栽培.........
強い光線と乾燥を好む植物で、光線不足では花が咲きません。少なくとも半日以上は日が当たる場所で育てます。
耐寒性はありませんので、0℃以下になると地上部が枯れ休眠します。しかし、15℃以上の温度を保てば冬でも花を楽しめます。葉が茂りすぎて花つきが悪くなったら、古い葉を間引き、株の中心に日光が当たるようすると再び咲きはじめます。
水やりは用土の乾き具合を見ながらたっぷりと与え、また生育期間中は肥料も充分に与えます。株分けは庭植えの場合は2年に1回、鉢植えは毎年1回行います。 |
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