~ 11月24日の花 ネリネ(ダイヤモンドリリー) ~
花言葉 |
またあう日を楽しみに・忍耐・箱入り娘・華やか・幸せな思い出・輝き・若返り・無邪気 |
別名 |
ダイヤモンドリリー・ヒメヒガンバナ |
科・属名 |
ヒガンバナ科・ネリネ属 |
原産地 |
南アフリカ原産 |
状態 |
多年草・球根類 |
...........花のいわれ・特徴.........
ネリネは南アフリカ原産の多年草で、半耐寒性の球根植物です。24種の原種があり、原産地のアフリカからイギリスに渡り多くの品種が作りだされ、日本には大正末(1925年)に輸入されました。
この属の特徴は、種間交雑が容易なことから様々な豪華な花が作りだされています。多く出回っているのは、冬型の「ネリネ・サルニエンシス(sarniensis)」と、夏型の「ネリネ・ボーデニー(bowdenii)」があります。その他には「ネリネ・ウンドゥラタ(undulata)」や、種間交雑で作出されたさまざまな品種が出回っています。
ネリネ・サルニエンシスのは、夏植えで、冬~初夏にかけて生育する代表的な冬型の品種群です。花径の長いのは40~50cmほどで、その茎先に5~10個の6弁花を放射状に付けます。反り返った花弁の先端は波打ち、ピンク~濃ピンク、紅~濃紅色や白色の花を咲かせます。そして春になると枯れて休眠します。またダイヤモンドリリーと呼ばれる品種群は花弁に光沢があり、陽に当たるとキラキラとして輝きます。
ネリネ・ボーデニーは春植えで夏型の品種群で、サルニエンシスより遅れてイギリスに渡り、耐寒性のある品種群を生みだしました。日本には1990年頃から栽培され、切り花としてはもっとも多く出回っています。高さ40~50cm、葉は常緑で長さは20~30cm。微かな香り持ち、夏~秋に花弁の先端に7~12個の6~8弁小花を付け、波打つ花を咲かせます。花色はピンクが主流ですがですが白もあります。
ネリネはすっきり伸びた茎の先にヒガンバナに似た幻想的な花を散形状に咲かせます。その多くは花が咲く前に葉が枯れるので、まるで地面に切り花を挿したように見えます。ブーケやアレンジなどによく使われます。プランターや鉢栽培に向いています。開花期は周年ですが最盛期は8~12月で、鉢の市販期は10~12月頃です。
属名の「ネリネ(Nerine)」は、ギリシア神話に登場する水の妖精「Nereïs(ネレイス、ネーレーイス)」の名前にちなむとされます。和名は、花の形姿が彼岸花に似てやや小さいので『ヒメヒガンバナ「姫彼岸花」(ネリネ・ウンドゥラタ)』と付いていますが、あまり普及していません。
英名は 「Nerine(ネリネ)」です。また豪華な花弁の先端が反りかえり、日が当たると花びらがキラキラと輝き、ダイヤモンドのように美しく見える様子から『Diamond lily「ダイヤモンドリリー」(ネリネ・サルニエンシス)』とも呼ばれています。 |
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...........花の栽培.........
晩夏に、庭植えは水はけのよい土に株間10~15㎝で球根をを植えつけ、鉢植えは3~4号鉢に1球、5~6号鉢に3球植えつけます。庭植えは球根1個分の覆土をし、鉢植えは頂部がのぞくくらいにします。
肥料は葉が枯れる前の4月頃薄めの液肥を1~2回与える程度にします。生育中は用土の表面が乾いたら水を水を与え、その後は水を控え、葉が伸びるにつれ徐々に水の量をふやしていきます。
休眠中の夏は水を断ち、9月に再開します。数年間は掘り上げない方が生育がよく、3~4年1回新しい用土に植え替えます。 |
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