〜 11月26日の花 アイビーゼラニウム(蔦葉ゼラニウム) 〜
花言葉 |
真実の愛情・尊敬と信頼・幸福・決心・安楽・追憶・友人の情・育ちのよさ |
別名 |
ツタバゼラニウム・ツタバテンジクアオイ・タテバゼラニウム |
科・属名 |
フウロソウ科・ペラルゴニウム(テンジクアオイ)属 |
原産地 |
南アフリカ原産 |
状態 |
多年草 |
...........花のいわれ・特徴.........
アイビーゼラニウムは南アフリカ原産の多年草です。ゼラニウムは18世紀以降、主にイギリスで盛んに品種改良され、日本には江戸時代末期に輸入されました。
ヨーロッパでは古くから「右手にパンを持ったら、左手にゼラニウムを」ということわざがあるほど日常的な花とされていました。現在でも町々の窓辺にはこの花が飾ってあるそうです。
ゼラニウムと呼ばれているものは、植物分類学上は「ペラゴニウム・ゾナーレ」の交配種で、一重咲きのペラゴニウムとの区別から、四季咲きのものをゼラニウムと呼んでいます。ゼラニウムの中でも原種「P・ペルタツム」につながる系統の園芸種グループで、葉がアイビーの形に似た星形(写真右3番目)で、ゼラニウムは葉に毛があって光沢がありませんが、本種は無毛でツルツルとした艶があります。横に這うように伸びるこの半つる性のものを、とくに「アイビーゼラニウム」と呼んでいます。
花は小輪で細く、四季咲きの性質をもつので周年咲き続け、花壇や鉢に、また茎も細く、しなやかに長く伸びて横に這うので、ハンギングバスケットなどによく利用されています。花色はピンク、赤、白、紅紫、複色などがあり、八重咲きもあります。草丈は25〜90cm。主な開花期は3〜7月と9〜11月頃で市販期は通年です。
属名の「ペラルゴニウム(Pelargonium)」はギリシャ語の「pelargos(コウノトリ)」という意で、果実が尖がっていてコウノトリのくちばしに似るからとされます。和名は『ツタバゼラニウム「蔦葉ゼラニウム、蔦葉天竺葵(天竺とは外国から渡来した珍しい花という意で、葵とは徳川家の御紋、あおいに似るため)」』です。または葉の形が楯に似るので「タテバゼラニウム(楯葉ゼラニウム)」とも呼ばれます。
英名は「 Ivy geranium(アイビーゼラニウム)」、または「Hanging geranium(ハンギングゼラニウム)」です。 |
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...........花の栽培.........
日本では庭植えにされることもありますが、夏の高温や多湿、それと冬の寒さを苦手とするので、一般には鉢植えやプランターで育てます。長雨に弱いので、雨のかからないベランダや軒下などが適し、日当たり水はけのよい用土に、石灰を少し加えてから植え、過湿にならないように注意します。
休みなく咲くので、肥料は元肥のほか、月1回の置肥を施します。1〜2年に1回、3月に土をかえて植え替え、伸びすぎたものは秋か春に20pほど切り詰めます。 |
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