〜 11月28日の花 ツルバキア(瑠璃二文字) 〜
花言葉 |
残り香・小さな背信・落ち着きある魅力 |
別名 |
スイートガーリック・ルリフタモジ・ソサエティガーリック |
科・属名 |
ユリ科・ツルバキア属 |
原産地 |
南アフリカ原産 |
状態 |
球根類 |
...........花のいわれ・特徴.........
ツルバキアは熱帯アフリカ〜南アフリカ原産の常緑性の半耐寒球根植物で、20種ほどありますが、そのうちの2種が出荷されています。茎の長さは40〜50cm、その細い茎先に小さな筒状の可憐な花が、星を散らしたように放射状に10〜20個ほど付きます。葉は細長くて長さ約40cm、幅は2〜3cmでやや肉厚です。
日本で普及しているのは、「ツルバキア・フラグランス(fragreans)」と「ツルバキア・ビオラケア、またはビオラセア(violacea)」で、両種ともに酷似していますが、副花冠の形が違っています。フラグランスは甘い香りを放ち、濃藤色や白・ピンクの美しい花を咲かせ、茎を切るとわずかにニンニクの匂いがします。またビオラケアは強いニラ臭を放ち、藤色や白の花を長期間咲かせ続けます。
花もちがよく荒地でも育つほど丈夫でなので、暖地ではグラウンドカバーに、年数が経った成球からは何本も咲くので切り花として歓迎されています。また花や茎、球根などは食用や薬用として利用され、乾燥させたものをポプリとして、またサラダやアイスクリームの彩りとして使用されます。草丈は25〜60cm。花期は種により異なり5〜8月、11〜翌3月頃で、球根の市販期は3〜4月頃です。
属名の「ツルバキア(Tulbaghia)」は、南アフリカ・ケープ植民地時代に喜望峰の総督であったオランダの「R.Tulbagh(ツルバグ)」の名にちなみます。和名は「ルリフタモジ(瑠璃二文字)」で、古くはニラのことを「二文字」と呼んでいたから、という説がありますがはっきりしていません。
英名は「Society garlic(ソサエティガーリック)」です。イギリスではこの花の甘い香りから「Sweet garlic(スイートガーリック)」と呼ばれています。 |
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...........花の栽培.........
植えつけは、日当たりと水はけがよければとくに土質は選びません。寒さには比較的強く、半日陰でよく育ち、霜が降りると地上部を枯らして、球根が地中に残って冬越しします。
数年の間は植えたまま据え置き、株が込み過ぎた場合は、数年に1回、株分けを兼ねて植え替えます。また冬にマイナス5℃に下がる地方では、マルチングするか、または鉢植えにして霜の降りる前に室内に入れ、日当たりのよい窓辺に置きます。 |
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