〜 11月30日の花 ノボタン(紫根野牡丹) 〜
花言葉 |
自然・平静・謙虚な輝き・ひたむきな愛情・落ち着き |
別名 |
シコンノボタン・ティボウキナ・ピンクメラストマ |
科・属名 |
ノボタン科・チボウキナ(ティボウキナ)属 |
原産地 |
東南アジア・ブラジル原産 |
状態 |
常緑低木 |
...........花のいわれ・特徴.........
ノボタンは東南アジア、ブラジル原産の常緑低木です。実際のノボタンは沖縄に自生し、観賞用として温室栽培されていますがほとんど出回っていません。現在ノボタンの名前で出回っているのは「シコンノボタン」やその園芸品種で、「シロノボタン」、花弁の細い「ピンクノボタン」が流通しています。
ノボタンと紫紺のボタンの違いは、シコンノボタンの葯が紫色(写真上段中央)に対して、ノボタンの葯は黄色(写真右3番目)です。またノボタンは3〜7月頃に咲きますが、シコンノボタンは夏から冬の長い期間、一日花を次から次へと咲かせます。
シコンノボタンは「紫紺野牡丹」と書き、その名のとおり美しい紫紺色です。花の少ない秋に遠くからでもよく目立つ大輪の花を咲かせ、中心から伸びた雄しべが釣り針のように曲がっているのが特徴(写真右下)です。葉はビロード状で5〜7本の縦脈があります。耐寒性があまりないので、暖地以外では鉢物として利用され、越冬は難しくても、地植えでは初秋〜初冬まで咲き続けます。高さ1〜2m。開花期は8月〜11月で鉢の市販期は6〜11月頃です。
属名の「メラストマ(Melastoma)」は、ギリシア語の「melas(黒い)」と「stoma(口)」の意で、実を食すると口の中が黒くなるからとされます。和名は、野に咲く牡丹に似た美しい花だから「ノボタン(野牡丹)」だといわれます。また「シコンノボタン(紫紺野牡丹)」は、ノボタンに似て花色が紫紺色だからとされます。
英名は「Melastoma(メラストマ)」、「Princess flower(プリンセス フラワー)」です。また別名として、南アメリカのギアナの現地名から「チボウイナ、またはティボウキナ」とも呼ばれます。 |
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...........花の栽培.........
日当たりが悪いと花つきが悪くなりますので、日当たりのよい場所で水切れさせないように育てます。春から梅雨時期までは緩効性化成肥料を置き肥し、夏から秋につぼみが発達するので水を切らさないようにします。
シコンノボタンは比較的寒さに強いので、暖地などでは戸外で、それ以外は寒風よけをして冬越しさせ、鉢植えは室内に取り込みます。春に根が動きだす前に枝を切り詰めたり、鉢植えを植えかえたりします。 |
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