〜 12月7日の花 ハボタン(葉牡丹) 〜
0
花言葉 |
祝福・愛を包む・利益・物事に動じない・違和感を覚える・華美 |
別名 |
ボタンナ・オランダナ・ハナキャベツ・デコラティブ ケール |
科・属名 |
アブラナ科・ブラシカ(アブラナ)属 |
原産地 |
ヨーロッパ原産 |
状態 |
一年草・多年草 |
...........花のいわれ・特徴.........
ハボタンはヨーロッパ西南部原産の一年草で、ヨーロッパ原産のキャベツを観賞用に改良した品種です。アブラナ属の1種で、ハボタンはその中のケールという系統から作られた、冬に葉を観賞する観葉植物の一つです。日本には17世紀頃、オランダ船に乗ってやってきたとされます。以来、改良が盛んに行われ、様ざまな品種が誕生しました。
ハボタンはナノハナの仲間なので、4〜5月頃にナノハナに似た十字型の黄色の花(写真右2番目)を咲かせますが、通常は葉を観賞します。葉色は緑・白・赤・赤紫・複色・覆輪などがあり、花の少ない冬は戸外を彩る花(葉)として欠かせない植物です。また寒さに強い紅白のハボタンは、波打つ葉姿が花のように美しいので、お正月の花壇の主役でもあり、江戸時代から正月用飾りとして親しまれてきました。
葉の形は地方によって違い、葉の丸い「東京丸葉系」や着色が早く色彩が美しい「大阪丸葉系」、葉の縁が細かく縮れる『名古屋縮緬「ちりめん」系(写真左)』、さらに新しい(1977年)ものでは、サンゴ系、クジャク系などの葉に切れ込みが入った「切れ葉系」が育成され、耐寒性にも優れ、東北での戸外栽培も可能となりました。
草丈は20〜80cm。葉の観賞期は11〜翌3月で苗の市販期は9〜12月頃です。画像は丸葉系の「ムーン ドロップ(写真右上)と、オエドコマチ(写真右3番目)」、切れ葉系の「シロクジャク(写真右下)」です。
輸入された当時ハボタンは、「オランダナ(阿蘭陀菜)」とか「ボタンナ(牡丹菜)」と呼んでいたそうです。和名の「ハボタン(葉牡丹)」は、重なりあった葉が、花王の牡丹の花に見立てたことから名づけられました。英名は「Ornamental cabbage(オーナメンタル キャベジ)」、または「Ornamental kale(オーナメンタル ケール)」、「Decorative kale(デコレイティブ ケール」です。 |
|
...........花の栽培.........
苗は色づいたものが10月末から出回ります。葉数が多く、巻きのしっかりしたものを選びます。日当たり水はけのよい場所で、肥沃な土に植えつけます。植えつけ適期は11月〜12月で、植えつけ後はたっぷりと水やりをします。肥料は生長期のみ緩効性化成肥料を1〜2ヵ月に1度置肥します。
窒素分の多い肥料を与えると、株の中心部がへこんだり、葉の色が悪くなることもあるので注意が必要です。葉が凍ると傷むので、夜間は霜よけするか軒下に置きます。 |
|