〜 12月9日の花 ポインセチア(猩猩木) 〜
花言葉 |
聖なる願い・博愛・祝福・私の心は燃えている・聖夜・幸運を祈る |
別名 |
ショウジョウボク・クリスマスフラワー・クリスマススター |
科・属名 |
トウダイグサ科・ユーフォルビア(トウダイグサ)属 |
原産地 |
メキシコ原産 |
状態 |
常緑低木 |
...........花のいわれ・特徴.........
ポインセチアはメキシコ原産の非耐寒性低木で、日本には明治の中頃に渡来しました。クリスマスの花としてお馴染みで、シクラメンや葉ボタンと並んで年末の花として有名です。葉は卵形か楕円形で先が尖っています。赤い花が魅力で、この花のように見える部分はつぼみを包む苞といって葉が変色したものです。
苞の色は赤の他にピンク、オレンジ、黄、白があり、年々新しい品種も作られ、マーブル模様、霜降り状の模様、ボカシなど、変化のあるものも出回っています。花はあまり目立たず、その中央にある数十個固まってついている黄色い粒状(写真右上)のものです。ポインセチアを選ぶときは、この花があまり開いていないものが長持ちするそうです。
樹高は2〜3m(熱帯・亜熱帯の各地では5mくらい)ですが、鉢物として出回っているのは30〜40cm程度です。亜熱帯原産なので寒さに弱く、耐寒温度は10°Cで、日中は日当たりのよい窓辺に置いて十分に日に当てさせます。暖房の高温で乾燥するところは葉が巻いてしまうので注意します。花期は12〜翌2月頃で鉢の市販期は10〜12月頃です。画像は「E・プレミアム ピカソ(写真左)」、「E・ウインターローズ アーリーマーブル(写真右3番目)」、「E・アイスクリスタル(写真右下)」です。
属名の「ユーフォルビア(Euphorbia)」は、ローマ時代のモータニア王の侍医であった「エウフォルビス(Euphorbus)」の名からついたといわれます。名前のポインセチアは、この花をメキシコで発見してアメリカに紹介したメキシコ駐在のアメリカ大使「J.R.Poinsett(ジョエル・R・ポインセット)」の名にちなみます。
和名はこの赤い小総苞を、酒好きの赤い顔した想像上の動物にみたて『ショウジョウボク「猩々木、猩猩木」(猩猩とは中国の伝説上の怪獣で、顔や形は人に似て毛が長く酒好きな動物とされます)』と呼ばれます。英名は「Poinsettia(ポインセチア)」、または「Christmas star(クリスマス スター)」、「Christmas flower(クリスマス フラワー)」などとも呼ばれまます。 |
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...........花の栽培.........
色がよく、元気のよいものを求め、春、または秋に水はけのよい土に、緩効性化成肥料を混ぜて植えつけ、よく日に当て、芽出しから開花までは10日に1回の液肥を与えます。晩秋には室内に入れ、日の当たる窓辺に置き、時々戸外で日に当てると苞や葉の色が衰えません。
水やりは控えめにしますが、水切れすると落葉しますので注意が必要です。葉が巻いてきたら乾燥のしすぎ、下葉が黄変したら過湿、というサインです。春になったら10〜15pに切り戻し、屋外の日の当たる場所に移します。 |
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