〜 12月10日の花 ベアグラス(大島寒菅) 〜
花言葉 |
もの静か |
別名 |
シマカンスゲ・オオシマカンスゲ・ハチジョウカンスゲ・フイリベアグラス・インディアンバスケットグラス |
科・属名 |
カヤツリグサ科・スゲ(カレックス)属 |
原産地 |
東日本原産 |
状態 |
常緑多年草 |
...........花のいわれ・特徴.........
ベアグラスは東日本の野山に自生する常緑多年草で、乾きぎみの半日陰を好む常緑のカンスゲの仲間です。細長い葉が地際から束生し、長さ30〜80cm、幅は5oの弓なりの葉になります。葉の中心が黄色で、しだいに白っぽくなっていきます。春先は特に美しく、細い線状の葉はしなやかでつやがあります。
夏に花穂が伸びて小花を咲かせますが(写真右中央)、あまり目立たちません。葉に白い縞模様(写真右上)がある種が人気で、もっぱら葉を楽しむ植物です。細長い葉が和洋どちらにもよく合い、庭のアプローチ沿いに植えたり、また寄せ植えの材料に利用したりグラウンドカバーにもよく用いられます。
ベアグラスまた、は昔から乾燥させた葉を「かご」や「みの」などに使用する材料として利用してきました。草丈は20〜30cm。日なたでも日陰でもよく育ち、乾燥にも強い上耐寒性があり、冬でも青々として通年観賞できます。苗の市販期は2〜6月頃です。
属名の「カレックス、カレクス(Carex)」は、葉の縁が鋭く鋸葉様からギリシャ語の「切る」が語源とされます。「ベアグラス(Bear grass」は流通名で、ベアは「耐える」という意をもち、寒さや刈り込みに耐えることからとされます。別名は伊豆七島の大島産のカンスゲという意から「オオシマカンスゲ(大島寒菅 )」、または「シマカンスゲ(縞寒菅)」、「ハチジョウカンスゲ(八丈寒萓)」と呼ばれます。
またベアーは「耐える」という意で、寒さや刈り込みに耐えることからとされます。英名は「Japanese sedge grass(ジャパニーズ セジ グラス)」、「Indian basket grass(インディアン バスケット グラス)」です。 |
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...........花の栽培.........
日なたでも日陰でもよく育ちますが、水もちと水はけのよい土に植えることが特に大切です。夏に乾燥させすぎると葉先が傷んで汚くなることもあり、また冬は寒さで葉が傷つくこともあります。生育が旺盛で、十分根付くと2〜3年で直径50〜60pにも成長します。
9月下旬に緩効性化成肥料を少なめに施します。寒冷地以外は戸外越冬できますが、できれば霜よけをします。春と秋に株分けができます。 |
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