〜 12月13日の花 シャコバサボテン(クリスマスカクタス) 〜
花言葉 |
美しいながめ・愛される喜び・一時の美・冒険・波乱万丈 |
別名 |
デンマークカクタス・クリスマスカクタス |
科・属名 |
サボテン科・シュルンベルゲラ(スクルンベルゲラ)属 |
原産地 |
ブラジル原産 |
状態 |
多肉植物 |
...........花のいわれ・特徴.........
シャコバサボテンはブラジル原産の多肉植物です。晩秋からクリスマスの時期にかけて開花するサボテンの一種で、1840年に、ブラジルのリオデジャネエイロ州の野生種から作られた園芸品種です。日本では明治時代から栽培され、現在では多くの品種が誕生して人気が出ています。
葉がなく、葉に見えるのは20〜30cmの茎節という茎が節でつながって葉の役割を果たしているもので、ひとつの節には数個のトゲがあります(写真右3番目)。短日植物で、やや反り気味の花は濃い赤が一般的ですが、日本では1986年に、気温が14度以下に下がると色素(ベタシニアン)を形作り、ピンク色に変化する黄花(写真左)が売り出されました。他にピンク、サーモン、白、オレンジなどがあり、草形からは考えられないほど美しい花を咲かせ、晩秋から暮れの室内を華やかに飾ります。
茎先の花の長さは5〜6cm、反り返った花弁と長い雄しべ(写真右上)が魅力です。よく似たものに1月〜12月に咲くカニバサボテンがありますが、これは茎節の縁が丸く、突起がないので容易に区別ができます。シャコバサボテンの草丈は20〜50cm。開花期は11〜翌1月で、苗の市販期は春、鉢は8〜12月頃です。画像は「S・ピンク ローズ(写真右上)」、「S・プチ ダイヤモンド(写真右2番目)」、「S・アカズキンチャン(写真右下)」です。
属名の「シュルンベルゲラ、スクルンベルゲラ(Schlumbergera)」は、フランスの園芸家「F.Schlumberger」の献名によるとされます。和名は、葉の形が海にいるシャコに似ているところから「シャコバサボテン(蝦蛄葉サボテン)」と命名されました。
欧米ではクリスマスの時期に咲くので「Christmas cactus(クリスマスカクタス)」と呼ばれます(カクタスとは英名でサボテンのことです)。またデンマークで改良された品種が普及したことで「Denmark cactus(デンマーク カクタス)」とも呼ばれます。 |
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...........花の栽培.........
環境の変化に弱い性質があるので、一度置き場所を決めたらなるべく移動させないようにします。室内の明るい窓辺で、レースのカーテン越しの光を当て、表土が乾いたら水やりします。夏は日陰になる場所で管理し、水やりを控え、茎節にシワが入るほど乾燥気味に。
肥料は4月中旬頃に植え替えたときに、元肥として5号鉢に、緩効性化成肥料を5g施し、生長期に月2回薄めの液肥を補います。 |
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