〜 12月19日の花 クロガネモチ(黒鉄黐) 〜
花言葉 |
魅力・寛容・執着・仕掛け |
別名 |
クロガネノキ・クロガネ ホーリー・ラウンド リーフ ホーリー |
科・属名 |
モチノキ科・モチノキ(イレクス)属 |
原産地 |
関東以西の日本・済州島・中国・台湾原産 |
状態 |
常緑高木、雌雄異株 |
...........花言葉の伝説と由来・特徴.........
クロガネモチは日本(四国・九州・沖縄)、中国、台湾原産の常緑で高さが10〜20mの常緑広葉樹です。真っ赤な実と紫黒味を帯びた枝葉を観賞します。クロガネモチ⇒「カネモチ(金持ち)」という語呂合わせから縁起の良い木としても知られています。
初夏に、淡紫白色の小花を枝先に集散花序をなして咲かせます(写真右上)。果実は径5〜8oでモチノキより小形ですが、秋に美しく赤熟(写真右中央)します。葉は楕円形の皮質でやわらかく上面は深緑で光沢があり、乾くと黒味を帯びます(写真左)。移植が容易なので庭木に利用したり、排気ガスに強いため街路樹として、また鉢植えで盆栽仕立てにして楽しむことができます。雌雄異株なので、実を鑑賞したい場合は雌株を選びます。
モチノキとよく似ていますが、モチノキは4月に黄緑色の花が咲き、果実が大ぶり(直径約1p)で、葉の上面の色が薄いこと、またクロガネモチの樹高が20mあるのに対してモチノキは10mくらいしかありません。開花期は5〜6月頃、実の観賞期は10〜翌2月頃です。
属名の「Ilex(イレクス)」はラテン古名の「holly(セイヨウヒイラギ)」からとされます。和名の「クロガネモチ(黒鉄黐)」は、葉柄と幼枝の濃い紫色が紫黒色を帯びていることからとされ、あるいは葉が乾くと鉄色になりモチノキ科であることからとされます。
別名は「クロガネノキ(黒鉄の木)」。英名は「Kurogane holly(クロガネ ホーリー)」、「Round Leaf holly(ラウンド リーフ ホーリー)」です。 |
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...........花の栽培.........
日なた〜半日陰が適し、腐植質富み、適度な湿り気のある土壌を好みます。根鉢を大きく取り、植え穴に完熟堆肥や鶏糞をすき込み植えつけます。施肥は、花が咲くようになったら冬と秋の年2回、実付きをよくするためにリン酸、カリ肥料を施します。
整枝は、樹形を乱す枝を2〜3月頃に元から切る程度にします。自然の樹形を楽しむために強い剪定は避け、放任して育てます。タネまきと接ぎ木でふやすことができます。
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