〜 12月21日の花 キンギョソウ(金魚草) 〜
花言葉 |
清純な心・騒々しさ・でしゃばり・おせっかい・仮定・推測ではやはり嫌です・欲望・負けない・快活 |
別名 |
スナップドラゴン・スナップ・アンテリナム・ライオンの口・オオカミの口 |
科・属名 |
ゴマノハグサ科・キンギョソウ(アンテリナム)属 |
原産地 |
地中海沿岸原産 |
状態 |
一年草 |
...........花のいわれ・特徴.........
キンギョソウは南ヨーロッパ、アフリカの地中海沿岸原産の耐寒性多年草で、日本には明治時代に渡来しました。本来は多年草ですが、日本では秋まき一年草として栽培されています。
花は相称花で穂状、または茎の先端にかたまって咲き、下部の唇弁は3つに裂けています。暖かい地方では冬の間もパンジーと並んで長期間花を咲かせます。花は一重か八重咲きで、赤、暗赤、紫紅、白、ピンク、オレンジ、黄、複色などの色があります。
八重咲き種の「マダムバタフライ」、ペンステモン咲きの「トールバタフライ」は共に草丈90〜120pほどの高性種、花壇に最適な20〜30pの矮性種は「フローラルカーペット」、「リヤルカーペット」、そして四季咲きの「フローラルシャワー」が揃っています。長い穂に4cmほどの個性的な花が下から咲き上がっていきます。開花期は4〜6月と10〜11月、鉢の市販期は3〜6月で苗は通年です。
属名の「アンテリナム、またはアンティリヌム(Antirrhium)」は、ギリシャ語で「antirrhinum(鼻のような)」の意をもち、果皮(種子を包む皮)が動物の鼻のような形からといわれます。和名は金魚がパクパクと口を開けている、または金魚が群がって泳いでいるような様子から「キンギョソウ(金魚草)」とつけられました。
また花筒の部分を横から指ではさむと、上唇弁と下唇弁との間がぽっかりと開き、これがドラゴンが口をあけた様子(写真右下)に似ていることから、英名は『Snapdragon「スナップドラゴン」(噛みつき竜)』といいます。別名「ライオンの口、オオカミノ口」などと呼ばれるそうです。このことから「騒々しさ、でしゃばり、おせっかい」などの花言葉がついたとされます。
古くドイツでは、この匂いの強い草をぶらさげておくと魔除けになるとの言い伝えもあります。またこの特異な花形により、ハナバチだけがもぐって蜜にたどりつけるようになっているのだそうです。 |
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...........花の栽培.........
タネは細かいので、ピートパンにばらまきして覆土はしません。用土は赤玉土に良質のピートモスを3割くらい混ぜ、みじんを除いたものを使います。
本葉が2〜3枚になったら3号ポットに1本ずつ移植し、根が回ったら定植します。酸性土を嫌うため苦土石灰を混ぜ、腐葉土を多めにすき込み、元肥えに化成肥料を施します。
株間は15〜30pで、植えつけは浅植えが基本で、必ず双葉が地面の上にでるようにします。用土の表面が乾きだしたら早めに水を与えます。 |
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