〜 12月25日の花 クリスマスホーリー(西洋柊) 〜
花言葉 |
将来の見通し・神を信じます・慎重 |
別名 |
セイヨウヒイラギ・チャイニーズホーリー・イングリッシュホーリー |
科・属名 |
モチノキ科・モチノキ(イレックス)属 |
原産地 |
西アジア〜ヨーロッパ南部原産 |
状態 |
常緑低木 |
...........花のいわれ・特徴.........
クリスマスホーリーは西アジア〜ヨーロッパ南部原産の常緑低木で、春先に白い花を咲かせ、クリスマスの頃に赤い実をつけます。正確には、このクリスマスホーリーはセイヨウヒイラギの別名で、日本では別種のヒイラギモチがクリスマスホーリーとして出回っています。
ヒイラギモチの葉は四角張った長楕円形で、先端には強い棘が五つあるのが特徴(写真左・右2番目)ですが、セイヨウヒイラギ(写真右3番目)は、比較的大きめで光沢のある濃緑色の葉をもち、若葉のころはギザギザがありますが年輪を経るにつれてトゲが取れ、丸い葉形となっていきます。雌雄異株で、前年枝の葉腋に目立たない小さな白い花を群生し、芳香を放ちます。そして11月頃に直径6〜7oの丸い実が赤く熟します(写真右下)。
クリスマスの頃にこの緑葉と赤のクリスマスカラーを呈するため、クリスマスの飾りにもよく用いられます。用途はシンボルツリーとして、また生け垣やトピアリー、コンテナなどに利用されます。樹高は6〜8mで花期は4〜5月、観賞期は11〜12月頃。鉢の市販期は10〜12月頃です。
西洋ではクリスマスホーリーは聖なる木として扱われて人気があります。またヒイラギも古くから魔除けの木として飾られ、ヒイラギの棘はキリストの受難を、真っ赤な実はキリストの血を表すといわれ、ヒイラギのリースをヤドリギと一緒に玄関に飾り、神聖なクリスマスを迎えるそうです。日本でも似たように、節分にヒイラギの枝にイワシを刺して飾る習慣があります。
和名は葉縁の鋸が棘になっていてヒイラギに似るため「セイヨウヒイラギ(西洋柊)」で、「柊」ぐとはひりひり痛むが由来とされます。英名はリースなどのクリスマス飾りに用いられることから「Christmas holly(クリスマスホーリー)」、または「English holly(イングリッシュ ホーリー)」で、ホーリーとはモチノキ属の英名です。 |
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...........花の栽培.........
性質はきわめて強健で、夏の暑さにはやや弱いものの、耐寒性が強いので屋外でも冬越しできます。多少日陰になる、湿気のある場所を好みます。水やりは鉢土の表面が乾いたら十分に与え、肥料は元肥えに有機質を施します。挿し木や実生で殖やすことができます。
剪定はそのままの樹形を楽しみますが、刈り込んだ場合は、2月に緩効性肥料を施します。 |
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