〜 12月30日の花 ナンテン(南天) 〜
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ナンテン(南天)の花 |
ナンテン(南天)の実 |
ナンテン(南天)の紅葉 |
花言葉 |
幸せ・私の愛は増すばかり・福をなす・よき家庭(赤実)・深すぎる愛・機知に富む・つのる愛(白実) |
別名 |
ナンテンチク・ナンテンショク・サシブ |
科・属名 |
メギ科・ナンディナ(ナンテン)属 |
原産地 |
日本・中国・東アジア原産 |
状態 |
常緑低木 |
...........花のいわれ・特徴.........
ナンテンは日本、中国、インド原産の常緑低木です。日本の本州(茨城県以西)、四国、九州の野山に分布する高さ2mほどの植物です。秋から冬にかけて果実が赤く熟し、果実は野鳥の好物であり人気の高い庭木の代表的存在です。
初夏に大形の花序を出し、黄色の雄しべが目立つ6弁の白い花(写真右上)を穂状に咲かせます。葉は長さ90cmで先は尖って表面はやや光沢があり、秋には美しく紅葉します。
果実は6〜7mmの球形で、最初は緑色から(写真左)晩秋には鮮赤色に熟し(写真右2番目)、花よりもこの実が鑑賞されます。
ナンテンは園芸品種も多く、葉が紅葉せず白色の果実が成る「シロミノナンテン(写真右3番目)、葉が丸くて鮮紅色の紅葉が美しい「オタフクナンテン(写真右下)」、果実が淡紫色の「フジナンテン」などがあります。また南天の実には「南天実(ナンテンジツ)」という咳止めの薬としてもよく知られ、葉には悪酔いや乗り物酔い、口内炎や
湿疹あせもなどにも効果があるとされます。
またナンテンは「難を転ずる」という語呂合わせから、盗難や魔除け、火災除けとして手水鉢の傍らに植えられたり、正月の生け花や出産祝いのお赤飯などの上に葉を添え、毒消しがわりの縁起木(ナンテンからは微量のシアン化水素が発生し、腐敗を防ぐのではないかとされる)として昔から珍重されてきました。樹高は1〜2.5m。開花期は5〜6月で観賞期は11月〜翌1月頃、鉢の市販期は10〜12月頃です。
属名の「Nandina(ナンディナ)」は日本語の「ナンテン」の意とされ、和名からの命名とされます。その和名の「ナンテン(南天)」は、中国名の南天竹、または南天燭、南天竺に由来し、南天を音読みしたといわれます。俗名は「難転」です。英名は「Nandina(ナンディナ)」、「Heavenly bamboo(ヘブンリィ バンブー)」です。 |
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...........花の栽培.........
植えつけは、春と秋の彼岸頃が適期で、日当たりが悪いと実つきが悪くなるので、日当たりと水はけのよい場所を選びます。大きめの植え穴に、腐葉土などの有機質をよくすき込み高植えにしてからたっぷりの水やりで根を落ち着かせます。
2〜9月上旬に油かすと骨粉を同量混ぜたものを2〜3握り施します。不要な枝やひこばえは根元から切り取り、風通しをよくして育てます。 |
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