〜 12月31日の花 コチョウラン(ファレノプシス) 〜
花言葉 |
あなたを愛します・清純・幸福が飛んでくる・純愛・永遠の幸せ・機敏な人・美人・容姿端麗・豊穣 |
別名 |
ファレノプシス・モスオーキッド |
科・属名 |
ラン科・ファレノプシス(コチョウラン)属 |
原産地 |
東南アジア南部の熱帯〜亜熱帯地方原産 |
状態 |
着生ラン |
...........花のいわれ・特徴.........
コチョウランはヒマラヤ、インド、東南アジア原産の常緑の着生植物で、約50種の品種があります。ラン系の花は品種改良が盛んなため、現在でもいくつかの原種をもとに多くの品種が誕生し、中でも日本は世界最大生産国でもあります。
冬から春にかけて咲く優雅な着生ランで、緑色の葉は多肉質の長楕円形で互生しています。弓状に伸びた花茎に径6〜9pの優雅な花を数個〜数十個付け、この花の中心にある花弁が3つに分かれているのが特徴です。花色は豊富で白とピンクが中心ですが、黄色や緑・赤・オレンジ・茶のほか、花弁に斑(写真右2番目)や、すじ(写真左)が入ったものなどがあります。
コチョウランはまた贈る花のナンバーワンで、特に伸びた茎に純白の花姿は精純さと優しさを感じさせ、「花嫁の花」として結婚式のブーケによく利用され、また結婚55周年を記念する「エメラルド婚式」の花ともされます。高価な花のイメージが強く、ブライダルブーケのほか贈り物やコサージュに人気の花です。
花が咲いた後に花茎を半分くらい切り捨てると、同じ花茎から花芽が出て、もう一度花を咲かせます。草丈は20〜100cmで、花は周年観賞できますが最盛期は2〜3月と6月頃で、鉢の市販期は通年です。画像は「ファレノプシス・ブラザーガール(写真左)」、「ファレノプシス・ウェディング プロムナード(写真右上)」、「ファレノプシス・オレンジラビット(写真右2番目)」「ファレノプシス・アポロン(写真右3番目)」、「ファレノプシス・ビオラセラ(写真右下)」です。
属名の「ファレノプシス(Phalaenopsis)」はギリシャ語の『phalaina「ファライナ(蛾)」』と『opsis「オプシス(似る)」』の意で、熱帯産のある種の蛾に似るからとされます。和名も同じく胡蝶(蝶の異称)が群がって飛んでいるイメージから「コチョウラン(胡蝶蘭)」と名づけられました。同じように英名も『Moth orchid「モス オーキッド」(蛾のラン)』です。別名は学名から「ファレノプシス」とも呼ばれます。 |
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...........花の栽培.........
コチョウランは湿度が高く日よけした場所を好みます。開花株を購入したら、レースのカーテン越しの窓辺に置き、日に当てます。耐寒性がないので、夜は15℃以上の温度と、過湿とされるくらいの湿度を保ちます。
花後は花の咲いた部分だけ切り取り、花茎の3節くらいを残しておくと、花茎からわき芽が出てそこから再び花を咲かせます。 |
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