〜 1月4日の花 デージー(雛菊) 〜
花言葉 |
無邪気(白)・無意識(赤)・控えめな美しさ・平和・希望・美人・純粋・自然の喜び・控え目な美しさ・明朗・生命力・無垢・共感します・欺瞞 |
別名 |
ヒナギク・エンメイギク・チョウメイギク・トキシラズ |
科・属名 |
キク科・ベリス(ヒナギク)属 |
原産地 |
地中海沿岸原産 |
状態 |
一年草・多年草 |
...........花言葉の伝説と由来・特徴.........
デージーはヨーロッパ、地中海沿岸原産の一年草または多年草で、日本には明治初期に渡来し、ヒナギクの名で親しまれています。品種は豊富で花は舌状花と筒状花からなり、ヒナギクは小さい菊の意で小輪種の花ですが、花径4〜5pほどの大輪・5〜6pの巨大輪・8pになる超巨大輪まであります。
花の早いものは年末から咲き始め、多花性早生・ポンポン咲き・丁子咲き・丁子八重咲きなどが出回り、用途や好みで栽培できます。色は白・淡紅・紅色で、花色花形ともに多彩です。葉はへら状卵形で葉の縁には粗いギザギザがあり、上部は披針形葉で葉柄はなく基部は倒披針形で葉柄があります。ブーケやアレンジに、また花壇の縁取りや鉢植えに利用されています。草丈は約20cm。花期は1〜5月で苗の市販期は11〜翌4月頃です。
属名の「べリス(Bellis)」は、ラテン語の「bellus(美しい 、または愛らしい)」の意味から、可愛い花を咲かせることから、また別の説では、ローマ伝説の「Belides」に由来するから、あるいは「bellum(戦争の意)」にちなむものともされます。これはこの植物には戦争での傷を癒したり、止血作用があったからだとされます。
和名は小さくて可愛い菊を形容して「ヒナギク(雛菊)」と呼ばれます。また群植すると美しく、花期も長く次々に咲く花が楽しめるため「エンメイギク(延命菊)」、「チョウメイギク(長命菊)」、「トキシラズ(時知らず)」との別名があります。
イギリスでは、花弁数が多く恋占いの花に使われていたことから『Measure of love「メジャー・オブ・ラブ」(愛のものさし)』と呼ばれていたことも。またこの花は、聖母の涙から生まれてきたとされ「マリアの花」とも呼ばれるそうです。英名「Daisy(デージー)」は、昼に開花して日が暮れると閉じる就眠花であることから、「Dey's eye(昼の目、または太陽の瞳)」が語源となっています。
花言葉は属名のベリスからついたもので、和名と同じく可愛らしさを形容してつけられたものです。古くは、デージーの根が広く土の中に張り巡らせるので不思議な力があるとされ、魔除けに使われたといいます。 |
エピソードといわれ
古くからデージーは貞節の象徴であり、愛をはかる測定器として恋占いをする風習があったようです。少女にとって男心ははかりがたく、「彼は私を愛している」、「彼は私を愛していない」と交互に言いながらデージーの花びらを1枚々ひっぱり取ります。最後の花びらで運命が決まります。もし「愛している」で終わったら、その花びらを枕の下に入れるかポケットに入れるかするとよいそうです。 |
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...........花の栽培.........
腐植質の多い水はけのよい用土を好みます。タネは箱などにばらまきし、薄く覆土し、本葉2〜3枚の頃に、鉢や花壇に、20pほどの間隔で定植します。春芽が伸び始めたら、1000倍の液肥を月に1〜2回施し、開花中は月に2〜3回与えて肥料切れを防ぎます。花がらはこまめに取り除きます。 |
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