〜 1月10日の花 セントポーリア(アフリカ菫) 〜
花言葉 |
小さな愛・同情・親しみ深い・細やかな愛 |
別名 |
アフリカスミレ・アフリカンバイオレット |
科・属名 |
イワタバコ科・セントポーリア(アフリカスミレ)属 |
原産地 |
東アフリカ原産 |
状態 |
非耐寒性多年草 |
...........花言葉の伝説と由来・特徴.........
セントポーリアはタンザニア北部からケニア南部原産の多年草です。セントポーリアが発見されたのは19世紀末で、日本へは明治の末(1907年頃)に渡来しました。葉は円形または楕円形で、乾燥に耐えるため肉厚です。葉表は濃緑で裏は淡紫紅色を帯びていますが、種によってさまざまです。
花は筒形で先が5つに分かれてその上側の2枚が小さく、スミレのような小さな花を咲かせます。花色は薄紫・白桃色・青・紫・赤・ピンクほか、半八重・八重咲(写真左)・ミニチュア・フリル咲き(写真上段中央)・覆輪(写真右2番目)など多彩で2万種以上あるとされます。典型的な陰性植物で大変弱い光でも可能で、日の当たらないビルの地下室でも、人工照明でも容易に育ちます。ただ乾燥に弱く、乾燥・高温だけでなく低温にも耐えられない繊細な植物で、最低5℃以上の環境を必要とします。
適度な温度・湿度を保てばほぼ一年を通じて花を咲かせてくれ、室内でも育てられるので一年中楽しめる花として、また贈り物の鉢花として人気があります。草丈10〜20p。開花期周年で最盛期は5〜7月、鉢の市販期も周年です。画像は「S・プリンセストレイル(写真左)」、「S・オレゴントレイル(写真右上)」、「S・サターン(写真右2番目)」、「S・ハルノユメ(写真右3番目)」、「S・ウイッチドクター(写真右下)」です。
属名の「セントポ−リア(Saintpaulia)」は、この植物の発見者の一人であり、種子を採取して栽培に貢献したドイツ人の『Saint Paul-Illaire「サン・ポーリ レール(セント・ポール イレールとも)」』男爵にちなんだものです。
英名は「Afican vilet (アフリカン バイオレット)」です。和名は花がスミレに似るため「アフリカスミレ(アフリカ菫)」と呼ばれます。小さくて可憐さは花言葉どおり「小さな愛」にぴったりですね。 |
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...........花の栽培.........
入手した株はミリオンAなどを敷いた上に、セントポーリア専用土で植えつけ、たっぷりと水を与えます。直射日光は禁物で、夏はレースのカーテン越しに、冬は明るい部屋の中央に置きます。
生育適温は16〜25℃で、5℃以下では枯れてしまいます。葉が肉厚で乾燥に耐えられる性質がありますので、鉢土への水やりは十分乾いてから与えます。繁殖は、元気な葉に葉柄を2pほど付けて採取し、バーミキュライトに挿します。2〜3週間で発根し、新芽が出ます。 |
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