〜 1月17日の花 ストック(紫羅欄花) 〜
花言葉 |
全般 |
愛の絆・永遠の美・永遠の恋・真面目・豊かな愛・愛の結合・
求愛・逆境に堅実・順風満帆・不変の美 |
花言葉 |
赤 |
私を信じて |
別名 |
アラセイトウ・マッティオラ |
花言葉 |
黄 |
さびしい愛 |
科・属名 |
アブラナ科・マッティオラ(アラセイトウ)属 |
花言葉 |
白 |
思いやり・愛の結合 |
原産地 |
南ヨーロッパ原産 |
花言葉 |
紫 |
おおらかな愛情 |
状態 |
一年草 |
...........花のいわれ・特徴.........
ストックは南ヨーロッパ南部原産の一年草です。古代ギリシャやローマでは薬草として利用され、日本には江戸時代中期に渡来しました。ストックは茎が枝別れする分枝系と枝別れしない無分枝系、また鉢植えに向く矮性種があります。また葉の軟毛の有無によっても、有毛系、照葉系とに分けられます。
花色はピンク、白、赤紫、紫、黄色、オレンジと変化に富み、長い茎の先に甘い芳香のある一重咲きや八重咲きの花を咲かせます。花屋さんで見られる花の多くは八重咲きですが、これは雄しべや雌しべが突然変異で花弁化したものです。一重咲きは種が出来ますが、八重咲きは種ができません。また低温に合わないと開花しないため春咲きに限られていましたが、最近では超極早生種も出回り、秋花壇にもよく利用されています。
淡色で大形のものは花束や会場装飾・アレンジなどに、茎が短く赤系のものは生け花や仏花などに利用されています。草丈は25〜80cm。開花期は11〜翌5月頃で鉢の市販期は9〜翌3月、苗は10〜12月頃です。画像は「スプレーレインボー(写真左)」、「シャンテ イエロー(写真右上)」、「ビンテージ レッド(写真右2番目)」、「スプレー マリン(写真右3番目)」、「キスミーブルー(写真右下)」です。
名前の「ストック(Stock)」は「茎」という意味で、この花の茎がまっすぐ伸びて太く目立つことに由来しています。和名を「アラセイトウ(紫羅欄花)」といいます。これは江戸時代にこの花が輸入されたとき、葉や茎に生えているうぶ毛がラセイタ(ポルトガル語で布地のラシャのこと)の手触りに似ていたため、「葉ラセイタ」と呼ばれていたのが転訛して「アラセイトウ」になったといわれます。
属名の「マッティオラ(Matthiola)」はイタリアの植物学者であった「Pietro Andrea Mattioli (ピエトロ・アンドレア・マッティオーリー)」の名前にちなんだものです。英名は、道に沿って咲いている様子から「Gilly flower(ジリーフラワー)」(案内人の花)と付けられました。古き時代のフランスの男性は、意中の人に出会うと「浮気をしない」という誓いを込めてこのストックを帽子の中に入れて歩いたそうです。 |
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...........花の栽培.........
タネは小さいのですが、こぼれダネからでも発芽するほど苗作りは容易です。アルカリ性土壌を好むので、強い酸性土の場合には苦土石灰で酸度を調整します。日当たりと腐植質の多い水はけのよい砂質壌土に元肥えを入れて植え、根づくまでは水切れさせないようにします。
花後切り戻しをすると、再び開花します。耐寒性は高い方ですが、強い霜がおりる日は霜よけ対策をとります。 |
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