〜 2月3日の花 ベゴニア センパフローレンス(四季咲きベゴニア) 〜
花言葉 |
愛の告白・片思い・親切・丁寧・幸福・不格好・奇形・慈しみ・美しい瞳 |
別名 |
シキザキベゴニア |
科・属名 |
シュウカイドウ科・ベゴニア属 |
原産地 |
ブラジル原産 |
状態 |
半耐寒性多年草 |
...........花のいわれ・特徴.........
ベコニア・センパフローレンスはブラジル原産の半耐寒性多年草(一年草扱い)です。1828年にヨーロッパに紹介されてから盛んに改良が重ねられ、現在見られるような小形化された草姿となっています。センパフローレンスは、ブラジル原産の野生種を交配して作られた園芸品種のグループで「ベコニア・センパフローレンスグループ」とも呼ばれます。
とくに花が美しく観賞価値の高いものを総称して花ベゴニアと呼び、その中でもセンパフローレンスがもっとも一般的です。非常に強健で、関東南部以西の暖地では戸外の日だまりで越冬するほど寒さにも強いので、人気の植物です。冬は室内で管理すれば開花はほぼ通年です。矮性品種と中高性品種に大別され、それぞれに緑葉(写真右下)の品種と銅葉(写真右上)の品種、斑入り葉品種もあり、また葉の縁が赤く染まるもの(写真左)もあります。
春から初冬までの長い期間に可憐な花をつぎつぎと咲かせ、ろうを薄くかぶせたような花びらと中央の黄色の雄しべがアクセントの可愛い花で、ベゴニアの中でも広く親しまれています。花は一重、八重で、色も白、赤、紅、オレンジ、ピンクなど多彩です。多くのガーデナーの心を捉え、こんもりとまとまる株姿や、緑葉、銅葉の葉色を生かし花壇の手前に植えたりラインの縁取りに、あるいはハンギングバスケットやトピアリーの材料としても利用されています。草丈は20〜40cm。開花期は3〜11月で鉢の市販期は2〜10月頃です。
属名の「ベゴニア(Begonia)」は、フランス領カナダ総督であり植物学を推奨した「M.Begon(ベゴン)」の名にちなみます。また学名の「Semperflorens(センパフローレンス)」とは「絶えず花が咲く」という意で、この花の特徴に由来します。別名は四季を通して開花するので「四季咲きベゴニア」。英名は「Perpetual begonia(パーペチュアル ベゴニア)」、「Christmas begonia(クリスマスベゴニア)」、「Winter-flowering begonia(ウィンターフラワーリング ベゴニア)」です。 |
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...........花の栽培.........
半日陰を好むものが多いベゴニア属の中でも、センパフローレンスは十分に日の当たることを好みます。4月半ば以降に、株元が太くて葉の色が濃いものを求め、赤玉土7、腐葉土3の混合土に、深植えせずに株元が露出するほど浅く植えつけます。
根付くまでは水やりを毎日しますが、生育が開始したら、表土が完全に乾くのを待ってから行います。肥料を好む方なので、夏を除く生育期間中は緩効性化成肥料を施します。
初夏に脇芽を切り取り、赤玉土の小粒や川砂なぢに挿します。8月下旬に、丈が伸びすぎたものは半分くらい切り詰め、脇芽を伸ばして花を咲かせます。 |
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