〜 2月4日の花 クンシラン(君子蘭) 〜
花言葉 |
貴い・気高さ・端正・望みを得る・高貴・情け深い・誠実・幸せを呼ぶ |
別名 |
クリビア・ウケザキクンシラン |
科・属名 |
ヒガンバナ科・クリビア(クンシラン)属 |
原産地 |
南アフリカ原産 |
状態 |
多年草 |
...........花のいわれ・特徴.........
クンシランは南アフリカの雨の少ない樹林原産の常緑多年草で、日本に渡来したのは明治時代です。主なものに「クンシラン(C・ノビリス)」と「ウケザキクンシラン(C・ミニアタ)」があり、一般にクンシランと呼ばれているのは、明治末期に輸入され、広く栽培されているウケザキクンシランです。
ミニアタは規則正しく2列に並んだ肉厚の濃緑の美しい葉を左右に広げ、春に中心部から上向きに10個以上のオレンジ色の豪華な花を咲かせます。花色はオレンジの他に黄、白色で、名前どおり君子のように上品な雰囲気をもっています。花後には赤い実をつけ、美しい葉をもつので周年観賞できます。ノビリスはやや小形で幅の狭い葉で、花はオレンジ色の筒形で、下向きに咲きます。草丈は40〜80cm。開花期は3〜5月で鉢の市販期は1〜4月頃です。
属名の「クリビア(Clivia)」は、イギリスの「Clive(クライブ)」家出身の公爵夫人(植物学発展のために援助をしていた)を讃えて名づけられたものです。和名の「クンシラン(君子蘭)」は明治時代に伝わったクリビア・ノビル(nobil)種のラテン語である、「nobili(高貴なという意)」からつけられとされます。
現在は観賞が高いミニアタ種が主流で、花が上向きや横向きに咲くので「ウケザキクンシラン(受け咲き君子蘭)」と呼ばれます。日本や中国ではランの花に見立てていますが、ラン科の植物ではなくヒガンバナ科の植物です。ヨーロッパでは「Scarlet
kaffir-lily(スカーレット・カファ・リリー)」と呼び、ユリの花に見立てています。 |
|
...........花の栽培.........
一般的には鉢ものを求めて育てます。日当たりのよい場所に置きますが、直射日光に弱く葉焼けを起こしやすいので、夏は涼しい半日陰に移し、十分な水やりをします。春から秋の間は、2か月おきに錠剤タイプか有機質の固形肥料を施します。
寒さに当てないと花茎が伸びずに開花してしまうので、初霜が降りる頃まで軒下で管理し、その後室内に取り込みます。表土から根が出てきたら、5月頃に植え替えをします。 |
|