〜 2月6日の花 コブシ(辛夷) 〜
花言葉 |
友情・自然の愛・友愛・信頼・歓迎・愛らしさ・自らの愛 |
別名 |
ヤマアララギ・コブシハジカミ・シデコブシ・ベエコブシ・タムシバ・タウチザクラ・タウエザクラ |
科・属名 |
モクレン科・モクレン(マグノリア)属 |
原産地 |
日本・韓国原産 |
状態 |
落葉高木 |
...........花のいわれ・特徴.........
コブシは日本、朝鮮半島南部原産の落葉高木で、生長すると15mもの高さになります。葉は6〜15cmで先が短くとがり、もむと強い香りがあります。早春の野山に咲き、6弁花で中心が赤みを帯びた花径10pの芳香のある白い花を咲かせます。
葉に先立って咲かせるため、枝全体が白く見えるほど花で飾られます(写真左)。秋には黄葉し(写真右3番目)、果実は10月末頃に熟し、赤い種子を釣り下げます(写真右下)。ほかに、葉の裏が白く細く、広楕円形で芳香が強い「タムシバ(匂辛夷)」や、高さ約3m、多数の細長い花弁で葉が狭い『シデコブシ「幣辛夷」(写真上段中央)』、また「ベニコブシ(紅辛夷)」と呼ばれるピンク色もあります。
コブシは病害虫にも強く肥料もほとんど不要なので、観賞用の花木として公園や庭園、街路樹、庭木などによく利用されています。また世界的にもよく知られ、アメリカやヨーロッパでも人気の品種です。樹高は5〜15m。開花期は3〜5月、鉢の市販期は2〜5月頃です。
ラテン語の学名「マグノリア(Magnolia)」は、フランスの植物学者である「マニョール、またはマグノル(P・Magnol)」の名前にちなんでいます。和名はつぼみが子供の握りこぶしのような形をしているところから、「コブシ(辛夷)」、あるいは秋に実るゴツゴツした果実がにぎりこぶしのようだからとの説もあります。ちなみに「辛夷」の字は中国の別の植物名を誤用したとされます。
別名は「ヤマアララギ(山蘭)」、「コブシハジカミ(辛夷はじかみ)」と呼ばれ、また花は農作業の指標になり、昔から田植えの時期に咲くことから「タウチザクラ(田打ち桜)」、「タウエザクラ(田植え桜)」などと呼ぶ地方名があります。英名は「Kobushi magnolia(コブシ マグノリア)」です。また漢方では干したつぼみを「辛夷(シンイ)」と呼び、鼻炎や蓄膿症などの治療に用いています。 |
|
...........花の栽培.........
3月に苗木を入手して植えつけます。植え穴に堆肥を入れて土とよく混ぜ、日当たり排水のよい腐植質富んだ場所を選び、高めに植えつけます。自然に樹形が整うのでそのまま育てます。
施肥は花後と9月ごろに、油かすと粒状化成肥料を等量混ぜたものを施します。剪定は、花芽が短枝の頂部につき、長い枝には花芽がつかないので、切り取るか少し残して切り詰め、さらに樹冠内部の細かいふところ枝を切り詰めます。 |
|