〜 2月8日の花 キンセンカ(金盞花) 〜
花言葉 |
慈愛・初恋・繊細な美しさ・誠実・変わらぬ愛・用心深い・忍ぶ恋・暗い悲しみ・別離・悲嘆・献身・陽気な恋・寂しさ |
別名 |
ポットマリーゴ−ルド・カレンデュラ・チョウシュンカ・トウキンセン |
科・属名 |
キク科・カレンデュラ(キンセンカ)属 |
原産地 |
ヨーロッパ南部原産 |
状態 |
一年草 |
...........花のいわれ・特徴.........
キンセンカは南ヨーロッパ、地中海沿岸原産の半耐寒性一年草で、日本には江戸時代の末期に渡来しました。毛に覆われた葉は長倒卵円形で、輝くような黄橙色の花は昔から花壇や鉢花として用いられ、切り花は仏花としても利用されていました。早くから品種改良が行われ園芸品種も多く、花は一重と豪華な八重咲き、アネモネ咲きタイプがあり、色は暖かい花色で花弁が幾重にも重なった紅橙色、またはあんず、黄、かき色など多様です。
最近ではポットマリーゴールドと呼ばれ、明るい花色が花壇や切り花として人気の花です。また開いてすぐの花はハーブとしてサラダの色どりやポプリに、美容用としては浴剤に、また殺菌効果に優れているので乾燥させたものは薬用(虫さされ)に、花の煎液は外傷、火傷、しもやけの湿布剤などに利用されています。草丈は20〜80cm。開花期は12〜翌6月で苗の市販期は11〜翌3月頃です。
キンセンカの花色は紅橙・あんず・黄色などと暖かく明るい陽気雰囲気があり、遠い昔には長期間咲く花から、忍耐と変わらぬ愛の証を象徴する花とされていました。反面「暗い悲しみ、別離、悲嘆」などの悲しい響きの花言葉が多いのは、以前ヨーロッパでキリスト教徒を迫害したときのローマ皇帝の象徴である黄色を嫌い、黄花を否定的にとらえたことによるとされます。
属名の「カレンデュラ、またはカレンジュラ(Calendula)」はラテン語の『カレンダ「calendae」(一年中)』という意で、毎月の最初の日に利子が支払われた古代ギリシャで、どの月の初めにも花を咲かせるほど花期が長いため付いたとされます。和名の「キンセンカ(金盞花)」は花色が黄色で、形が盞(さかずき)に似ているためとされます。
別名は「トウキンセン(唐金盞)」、また数か月にわたって咲くことから「チョウシュンカ(長春花)」、「ジョウシュンカ(常春花)」、「チョウセイカ(長生花)」、「トキシラズ(時知らず)」、「トコナツバナ(常夏花)」とも呼ばれます。英名は「Pot marigold (ポット マリーゴールド)」、または「Common marigold(コモン マリーゴールド)」です。
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...........花の栽培.........
9月にタネをまき、本葉4〜5枚でポット苗にします。本格的な寒さが来る前にしっかりと根を張らせ、10〜11月上旬に、赤玉土6、腐葉土3、バーミキュライト1の混合土か、排水のよい培養土に、緩効性化成肥料を混ぜ入れ植えつけます。
新芽が伸びたところで摘芯して茎数を増やし、日当たりのよい場所に置きます。長期間、次々と花を咲かせるために、咲き終わった花や枯れた下葉などは摘み取っておきます。害虫の予防にはオルトラン粒剤などを株元にまいておきます。 |
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