〜 2月9日の花 パフィオペディラム(パフィオペディルム) 〜
花言葉 |
思慮深い・官能的・優雅な装い・責任感の強い人・変わりやすい愛情 |
別名 |
レディース スリッパ・シップ |
科・属名 |
ラン科・パフィオペディラム(パフィオペディルム)属 |
原産地 |
東南アジア・中国南部原産 |
状態 |
多年草 |
...........花のいわれ・特徴.........
パフィオペディラム(パフィオペディルム)は東南アジア、中国原産の非耐寒性多年草です。ニューギニアから熱帯アジアに分布し、19世紀半ばに交配種が作出されてから改良の歴史は古く、多数の交配種が生まれています。
パフィオペディラムは唇弁が袋状で花弁が横に突き出した草姿で、華やかさに欠けて地味ですが、美しい形に花開く姿はやはり優雅なランで、愛好家も多く非常に人気の高いランです。1月から4月にかけて咲く冬〜春咲き種と、5月から8月にかけて咲く夏咲き種、一年中花が見られる種があります。
重なり合った葉の中心から伸びた花茎に、1〜3輪の花をつけて1か月ほど咲きます。花色は白、黄、緑を基調にして、紅や褐色、斑点やぼかしの入るものもあります。花弁が袋状になっているのが特徴ですが、食虫植物ではありません。葉はタマゴ形や披針形、ひも状で革のような質感があります。
草丈は20〜60cm。主な開花期は12〜3月で鉢は通年出回ります。画像は「P・カロッスム(写真左)」、「P・ドルゴルディー(写真右上)」、「P・アイシー アイシー ウインド ホワイト クラウド(写真右2番目)」、「P・ニュー ディレクション ブルード ストーン(写真右3番目)」、「P・ヤピアナム(写真右下)」です。
属名の「パフィオペディラム、またはパフィオペディルム(Paphiopedilum)」は、ギリシア語の『paphos「パフィア」(女神ビーナスの古都)』と『pedilon「ペディロン」(サンダル)』とに由来し、「女神パフィオスのサンダル」という意味にちなみます。
また英名でも『Ladys slippers「レディース スリッパ(淑女のスリッパ)』と呼ばれています。花をよく見ると確かに食虫植物のような大きな袋弁があり(写真上段左)、スリッパに似てユニークです。 |
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...........花の栽培.........
開花鉢は、花をよく見て品種の特徴がよく出ていて、病気の跡などがないものを選びます。年間を通じて弱光線下で栽培し、常に根を乾かさない状態で育てます。
4〜6月に固形肥料を月に1回与え、5〜9月までは月に2〜3回の1000倍に薄めた液肥を与えます。花後に、斑入り種や厚葉系は冬期の温度は高めに管理します。 |
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