〜 2月12日の花 サンシュユ(春黄金花) 〜
花言葉 |
持続・耐久・気丈な愛・成熟した精神 |
別名 |
ハルコガネバナ・アキサンゴ・サンゴバナ・ヤマグミ・ジャパニーズ コーネル |
科・属名 |
ミズキ科・ミズキ(コーナス)属 |
原産地 |
中国・朝鮮原産 |
状態 |
落葉中高木 |
...........花のいわれ・特徴.........
サンシュユは中国、朝鮮半島原産の落葉中高木で、江戸時代に薬用植物として渡来しました。現在では観賞用として植栽され、庭や各地の公園などでに植えられています。2月頃にはすでにつぼみ(写真右上)をつけ、マンサクと並んで早春を告げる木です。
葉が出る前に前年枝の先に、木全体が黄色に染まって見えるほど淡黄色の4弁花を咲かせ、やがて葉を展開させます。秋にはグミに似た2cm弱の赤い楕円形の実(写真右中央)が目を楽しませてくれます。樹皮はがさがさとしてはがれやすいのが特徴で、葉にはシミのような点々(同じく写真右中央)がありますが、これは葉裏に黄褐色の毛が生えているためです。
サンシュユの実を乾燥させたものは薬用の生薬、滋養強壮、強精として、また冷え性、低血圧などの民間薬のほか、果実酒にも用いられています。樹高は4〜5m。開花期は3〜5月で鉢の市販期は12月頃、果実期は10〜12月頃です。
属名の「コーナス(Cornus)」はラテン語の「cornu(角)」という意で、この木の材質が堅いことに因むとされます。和名は漢名を音読みした「サンシュユ(山茱萸)」ですが、早春に黄金の花が枝一面に咲くので「ハルコガネバナ(春黄金花)」と呼ばれています。
また、秋に真っ赤な透き通るような実をつけることから「アキサンゴ(秋珊瑚)」、あるいは「サンゴバナ(珊瑚花)」、「ヤマグミ(山茱萸)」などの別名があります。英名は「Japanese cornel (ジャパニーズ コーネル)」です。 |
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...........花の栽培.........
日陰では極端に花つきが悪くなるので、日当たりと水はけと、水もちがよい肥沃な場所が適します。寒風が当たらない場所に、植え穴を掘り、堆肥や腐葉土を混ぜ、高植えにします。肥料は1〜2月と、8月下旬に油かすに骨粉を混ぜ、2〜3握りほど施します。
実を観賞し、葉がすべて落ちたら、伸びすぎて飛び出た枝や込み合った枝を剪定し、ヒコバエも根元から切ります。病害虫の予防に、石灰硫黄合剤を冬期に散布します。 |
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