〜 2月15日の花 ムラサキハナナ(大紫羅欄花) 〜
花言葉 |
知恵の泉 |
別名 |
ショカツサイ・オオアラセイトウ・ハナダイコン・シキンソウ |
科・属名 |
アブラナ科・オリコフラグムス(オオアラセイトウ)属 |
原産地 |
中国原産 |
状態 |
一年草・二年草 |
...........花のいわれ・特徴.........
ムラサキハナナは中国原産の一年草・二年草で、日本には1935年頃に輸入されました。2月頃から成長を始め、春から初夏にかけて、花径2〜3cmの、芳香のある菜の花に似た花を咲かせます。性質はとても丈夫で、よく生育するので各地で野生化もしています。春になると土手や畑や線路脇の周囲で、淡紫色の花が染めるように咲いているのをよく見かけます。
紫色に群生する様は可憐ながらも野趣あふれる風情があり、花壇や切り花用に利用されています。ちなみにこの植物が同じアブラナ科であるダイコンの花に似た4弁花なので、よくハナダイコンと呼ばれることがありますが、植物分類上のハナダイコンは別の植物とされます。草丈は40〜90cm、開花期は3〜5月。苗の市販期は11月で種は9〜11月頃です。
属名の「オリコフラグムス(Orychophragmus)」は、ギリシア語の「オリックス(堀)」と「フラグマ(隔壁)」で、種子が川に流されて河川敷に咲いていたことからといわれます。名前の「ムラサキハナナ(紫花菜)」は黄色のハナナ(菜の花)に対して、紫色の菜の花からとされます。ムラサキハナナには流通する名前が多くあり、「オオアラセイトウ(大紫羅欄花)」、「ショカツサイ(諸葛菜)」、「ハナダイコン(花大根)」、「シキンソウ(紫金草)」等があります。
別名のひとつである「ショカツサイ(諸葛菜)」は、中国の兵法の知恵者、諸葛孔明にちなんだ名前で、孔明は大軍を率いて野営するとき、この種子を用意し、兵士の野菜作りをして戦いに臨んだそうです。また孔明が陣を張った場所からこの花が咲くようになったとも言い伝えられています。英名は「Violet
orychophragmus(バイオレット オリコフラグムス)」です。 |
|
...........花の栽培.........
こぼれダネからでも広がって咲くほど丈夫な植物です。主にタネから育てますが、早春にポット苗も販売されます。9〜11月にタネを直まきしますが、寒さにあわないと開花が見られないので、冬は軒下などで育てます。
日当たりと水はけがよければ、あとは何の手入れも必要なしです。肥料が多いと倒れやすいので、無肥料か少なめに施します。
群植することで、花色をより効果的に利用でき、寄せ植えの場合は、ビニールポットにタネをまいて苗を作ります。春のコンテナや花壇で利用する場合には、0℃前後に保って苗作りをします。 |
|