〜 2月16日の花 マンサク(万作・満作) 〜
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マンサク(万作・満作)
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マンサクの紅葉
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シナマンサク(支那万作)
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花言葉 |
「霊感・呪文(黄花)」・ひらめき・不思議な力・魔力・神秘・直観・パワーアップ |
別名 |
キンロウバイ・ジャパニーズ ウイッチヘーゼル |
科・属名 |
マンサク科・マンサク(ハマメリス)属 |
原産地 |
日本・中国原産 |
状態 |
落葉小高木 |
...........花のいわれ・特徴.........
マンサクは日本、中国原産の低木〜小高木です。日本の北海道〜鹿児島県まで広く分布し、山林によく見られる落葉樹で早春に葉に先立って花を咲かせ、甘い香りとともに春を告げます。細長い黄色の花弁が線状の4弁で不規則に曲がっていて、長さ1.5〜2cmの短冊状の花を枝いっぱいに咲かせます。
日本原産の『イワトマンサク「H・ヤポニカ」(写真右上)』のほか、仲間には中国原産の花が大きく香りが強い『シナマンサク「パリダ」(写真右下)』、シナマンサクと同じように前年の枯れ葉が残ったままオレンジ色の濃い「ハヤザキマンサク」、耐寒性が強いマルバマンサクの変種で花びらの赤い「アカバナマンサク、ニシキマンサク(写真右3番目)」などがあります。画像左はマンサクとシナマンサクの交雑種で赤橙色の「H・エレナ」です。
マンサクの葉は菱形円形状で少し厚く、表面にはしわがあります。花はまるで冬枯れの枝に黄色の毛糸を結んだようなユニークな姿で、秋には紅葉(写真上段中央)します。花色や香り、樹形に優れた品種が多く、花期が早いので盆栽や庭木、枝物に珍重されています。昔から葉は止血剤、樹皮や枝はとても丈夫なので建築用の縛り材として使われ、また縁起のよい名前から初春を祝う花としても利用されてきました。樹高は1.5〜6mで開花期は2〜4月頃です。
属名の「ハマメリス(Hamamelis)」はギリシャ語の「「hamos(似た)」と「melis(リンゴ)」の意で、セイヨウサンザシに類似した植物につけられた古代ギリシャ名の転用とされます。名前の「マンサク(万作または満作)」には諸説があり、一つは枝いっぱいに花を咲かせ、豊年満作の意からとった説と、二つは春一番に咲くから「まず咲く」の転訛でマンサクになったとの説とがあります。
別名は「キンロウバイ(金縷梅)」。またこの変わった花の形からか、欧米では『Japanese witchhazel「ジャパニーズ ウィッチヘーゼル」(魔女のはしばみ)』などと呼んでいます。 |
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...........花の栽培.........
半日陰の場所で、水はけのよい肥沃で適度の湿気がある土を好みます。腐葉土をすきこんだ土に浅めに植え付けます。植え付け適期は11〜12月、または2月下旬〜3月に行います。
肥料は生育がよければあまり必要ありませんが、花後にもお礼肥として9月上旬に、油粕、骨粉を少なめに施します。剪定は12〜1月頃に花芽を確認して、樹形を乱している不要な枝を整理します。 |
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