〜 2月23日の花 アイスランドポピー(シベリア雛罌粟) 〜
花言葉 |
七色の恋・眠り・慰め・忍耐・気高い精神・慰安 |
別名 |
シベリアヒナゲシ・アークティック ポピー |
科・属名 |
ケシ科・ケシ(パパウェル、パパーベル)属 |
原産地 |
シベリア・モンゴル・中国原産 |
状態 |
一年草・多年草 |
...........花のいわれ・特徴.........
アイスランドポピーはシベリア、モンゴル、中国原産の一年草・多年草です。ポピーには「ヒナゲシ(P・ロエアス)」や「オリエンタルポピー(P・オリエンタル)」の種類がありますが、主に流通しているのは耐寒性の強い「アイスランドポピー(P・ヌディカウレ)」です。花茎が細く、紙細工のような薄い花が風に揺らいでいる様は独特の愛らしい風情があります。
つぼみは毛のある萼に覆われ下を向き(写真右2番目)、開花どきになると萼が2つに割れ、表皮がはがれて花びらが上向きに広がります。花色は白・ピンク・赤の他、オレンジや黄色が多く、花が散った後に球形の青い実をつけ、黄色く熟していきます。独特の茎の曲がりの面白さもあり切り花として人気がありますが、花が散りやすいので愛でる期間もほんの数日です。
名前のアイスランドポピーは、18世紀に北極探検隊がシベリアで発見したことに由来します。ケシは危険な植物とみなされていて日本では栽培禁止ですが、アイスランドポピーはアヘン成分とはまったく関係なく観賞用の花です。画像は「ドワーフ カクテル(写真左)」、「ゲルフォルト ジャイアント(写真右下)」です。草丈は30〜40p。開花期は12〜6月で鉢の市販期は2〜5月頃です。
属名の「パパウェル、またはパパーベル(Papaver)」は、ラテン語の古代ケルト語「papa、pap(粥、パン)」という意で、ケシの種に催眠作用があることから、その種を混ぜた乳汁を子供に飲ませて眠らせたことによるとされます。また種子を噛んだときの音に因むともされます。
和名は「シベリアヒナゲシ(シベリア雛芥子、または雛罌粟)」ですが、園芸店などでは単にポピーの名で出回っています。英名は「Iceland poppy(アイスランド ポピー)」、または、北極に近いアイスランドに生えていたことから『Arctic poppy「アークティック ポピー(北極地方のケシ)」』と呼ばれます。 |
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...........花の栽培.........
水はけのよい土と日当たりのよい場所で育てます。花色が多いので、種子を選ぶときは花色がはっきりしたものを選びます。
新しいものほど種子の発芽率がよいく、日当たりに置いてあった種子や古いタネは避けます。赤玉土小粒に腐葉土を4割混ぜた用土にまき、本葉4〜5枚の頃に、日当たりのよい場所に20p間隔に定植します。
原産地がシベリアなので耐寒性がありますが、反面暑さには弱く、また乾燥には強く加湿を苦手とします。水を与え過ぎると根腐れをおこしますので、水やりは土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。 |
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