〜 2月27日の花 シラー(大蔓穂) 〜
花言葉 |
変わらない愛・隠れた価値・冷静・さびしさ・しんぼう強さ・多感な心・不変・哀れ・恋の呼びかけ |
別名 |
ワイルドヒヤシンス・オオツルボ・スキラ |
科・属名 |
ユリ科・シラー(スキラ・ルツボ)属 |
原産地 |
ヨーロッパ・アフリカ・アジア原産 |
状態 |
球根類 |
...........花のいわれ・特徴.........
シラーはヨーロッパ、アフリカ、アジア原産の球根類です。原種が100種類ほどあるので、一口にシラーと言ってもその草姿はさまざまです。園芸上では、近縁の種なども含めて花の美しい種や花つきの種をシラーの仲間として栽培しています。
シラーには釣り鐘形の花をつけるものと、星型の小花をつけるものがあり、一般的なのは「S・ペルビアナ(写真左と右上・右3番目)」と、「S・ヒスパニカ(写真右2番目と右下)」です。他にも「S・ヒアシンソイデス」や「S・シビリカ」、またベル形の『S・ヌタンス「イングリッシュブルーベル(写真上段中央)』や鐘形、小形種で1輪ずつ咲くものなど多くの種類があります。
地中海原産のペルビアナはとても強健で、幅広の披針形の葉を持ち、花茎に青い星形の小花固まって数十個ほど咲かせます。 ヨーロッパ原産のヒスパニカは微香があり、直立する花茎に青や紫、ピンクの釣鐘形の花を20〜30個ほど咲かせます。地中海沿岸に広く分布するヒアシンソイデスは、晩春に1mの茎に星形の青い小輪花を咲かせます。コーカサス、イラン北部に分布するシビリカは、鐘形で濃密な青の大輪花を展開します。
またカンパニュラータに似たヌタンスは、全体に小型で茎は直立せずにたわみ、春先にブルーやピンク、白の花をうつむき加減に5〜10個ほど咲かせます。小形種はコンテナに、中型〜大型種は花壇や庭に向き、最近は切り花やアレンジメントにもよく使われます。草丈は10〜50cm。花期はともに3〜6月頃で鉢の市販期は2〜4月、球根は9〜10月頃です。
属名の「Scilla(スキラ)」ギリシア語の「skyllo(害になる)」の意で、球根に有毒成分を含むことからといわれます。別名は星形の小花を付ける『オオツルボ「ペルビアナ」(大蔓穂)』で、英名は「English bluebell(イングリッシュ・ブルーベル)」です。また茎と葉がヒヤシンスに似ているため「Wild hyacinth(ワイルド ヒヤシンス)」とも呼ばれます。 |
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...........花の栽培.........
植え付けの適期は9月から11月ころで、生長後の大きさに合わせた間隔をとり、日当たりや半日陰、水はけのよい土に植えつけます。1uあたり200gの石灰を混ぜ、5pの覆土をし、乾かし気味に管理します。
花後に追肥としてリン酸、カリ成分が多めの化成肥料を少し施す程度で、水やりは土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。7月頃、茎葉が黄変したら掘り上げ、風通しのよい日陰で乾燥させて保存します。数年は掘り上げなくても毎年花が咲きます。
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